遠くなっていく感覚

その人にだけは、大事なことを隠さない。
その人の言葉を差し置いて、他の人の言葉を優先することはしない。

でも、その人にも都合というものがあるし、今は都合が悪いのがわかっている。
だから、とても大事なことだけれど、今は話さないで、その人の都合がよくなってから話そう。

結果的に「この考えが裏目に出たのだ」と感じた瞬間があった。
そのときの悲しさといったら。。。
自分はなんて、気の使い方が下手なんだろうと。。。

私はやり方を間違えたのだろう。
そして、その人のプライドを傷つけたのだろう。

方法はあったと思う。
「こういう状況だけど、今はご都合が悪いと思いますので、なんとか急場をしのぎます」
「心配をかけないように、お互いに信頼している方に相談します」
と言っておくとか。

今だけじゃなくて、普段から「一番信頼している」と伝えることができていればよかったのだ。
そうすれば、
「いつもなら言うはずのことを、言わなかった理由が何かあるのだろう」
「きっとその理由は、ネガティブなものではないのだろう」
と考えてもらえただろう。

大切で、信頼していて。
その人の気持ちが・存在が、遠くなっていく感覚を、もう二度と味わいたくはない。

酒！

血流の　改善には酒！　冗談です。。。

増えたか。

昔、外科のS先生が医学書を開いて、腸穿孔の写真を見せてくれた。
その数日後、祖母が腸穿孔になって、S先生はちょっと気にしていたとおっしゃってた。

先日、S先生はメモ用紙に
「また病名増えたか」
って書いてくれた。

S先生ごめんね、病名増えたよ。。。

そういえば、婦人科のT先生が、
「主治医が出張等でいないときに、安定していた患者さんが急変することがある」
と話してくれたことがある。

ごめんね、その通りになったのかも。。。

大切だから、さようなら。

その人を「大切にしたい」と思えば思うほど、「さようなら」を言うべきなのではと思ってしまう。
私はその人に何もできないから。

もし、私の大切な人が同じことを言ったら？
「何もしなくていい。ただ、話したり、笑ったり、普通の生活を送ることが一番だよ」
「そうすることで、お互いが人生を頑張れるんだから、『何もしてない』ことにはならない」
って言うだろう。

でも、自分からは言えない。
「私は、あなたに何もできないけれど、あなたが頑張ってる姿を見ていると、私は元気になれる」
「だから、これからもよろしく」
って、言えない。

「生業ですから」

4月の末ごろに、ある相談に乗ってくれた方がいる。

その人の結びの言葉は
「○○が僕らの生業ですから（＾　＾）」
だった。

とてもかっこいい、何かすごいと思った。