誰かの心が軽くなっていくのを

「もう嫌だ」と言いながら、それでも誰かの話を聞いてしまう。

きっと誰かの心が軽くなっていくのを、見ていることが私は好きなのだ。

他人の目を気にするのは、悪いことじゃない。

この世界の誰もが、「他人の目など気にしない」「自分さえ納得すればいい」という生き方をしていると、「思いやり」「優しさ」というものは、この世界から消えてしまうだろう。
だから「他人がどう思うのか？」「他人の目にはどう映るのか？」を気にすることは、悪いことじゃない。

ただ「他人の目に映る自分」が、すべてになってしまうと、疲れる。
外へ向かって、自分の姿を飾りたてることばかりにパワーを使っても、空っぽになった心はいつまでも満たされないだろう。

「本当の私に戻りたい」

きっと、とても疲れているときに、そう思うんだろう。

人生で一番、良い思い出

「誰かを大切に思う」という経験は、たぶん人生で一番、良い思い出になるだろう。

きっとその思い出だけで、人生の最後まで幸せでいられるような思い出に。

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