でも、その人は幸せになっていく。

自分の大事な人に、私は何もできていない。
でも、その人は幸せになっていく。

「何かしたい」という思いは間違いじゃないけれど、「何もできなくてさびしい」という気持ちは、私の勝手な思い。
「何もしない」ことが、一番役立つことだってあるのだろう。

「すごいね」「あなただから、できたんだね」って言葉すら、本当に私が言ってもいいのか、わからなくなる。

初めての先生に診て頂く

明日、初めての先生に診て頂くので、ちょっとドキドキする。

対人恐怖症についての勉強をしていたとき、「まったく知らない人でも、良く知っている人でもない、『半見知り』の存在に対して、もっとも恐怖感が起こりやすい」ということを知った。

実は私、アトピー性皮膚炎が今はひどく、特に背中から太ももにかけて、炎症と皮下出血と、かさぶたでいっぱいなんだけれど、
●全く知らない人（通行人など）には、平気……服で隠してしまえば見えないから？
●親しい人（長く診てもらっている先生、親戚や旧友など）には、平気……事情を知っているから、今さら隠しても
という傾向が確かにある。

でも、初めての先生や、看護師さん、検査技師の方は、確かに知らない人ではあるんだけど、普段は服で隠しているところまですべて診せることになるからか、できたら見せたくない気持ちがある。

これが、10代、20代のオシャレに敏感な人たちだったら、ドキドキ→不安→恐怖へと変わってく場合も、あるかもしれない。

なんで簡単に言ってしまう？

「しんどい」「つらい」「もう聞きたくない」ってことを、なんでこんな簡単に言ってしまうようになったんだろう？
この間まで、我慢できてたのに。

それらの言葉を、口に出していいこともいっぱいあった。
少なくとも、ご飯が食べられるし、寝られるようになった。

だけど、それは「私にとって」いいことってだけ。
私の「しんどい」って言葉を受け止める義務なんて、誰にもないのに。

黙って照らし続けてくれる

「明日なんて来てほしくない」
「外へなんて出ていきたくない」
と思っているときも、ただ黙って照らし続けてくれるのが、太陽なんだな。

その人が弱音を吐いたとき

「この人とは長く付き合っていくんだろうな」と思った瞬間。
それは、その人が私に初めて、弱音を吐いたときだったかもしれない。