精神科のL先生のところへ行った。
「あ、れ、椅子と机が逆に・・・」
「えぇ、本棚がある位置がこっちのほうが便利なんですよ」
本棚を動かすことは、ありえなかったのだろうか? 椅子と机より偉い本棚だったから、動いてもらうことは無理だったのかもしれない。
「壁を背にして本棚(腰高)をおかなければいけない」という決まりはないが、診察室の真ん中に本棚(腰高)があったら、患者さんがびっくりするのかなぁ?
← うん、わりとびっくりされるんじゃないかなぁ???■27日夕方追記
L先生、ごめんなさい。本棚を動かせば、なんて生意気言ってごめんなさい。
今日、大掃除をしていて、本棚をあなどってはいけないことが、よくわかりました。
だからお詫びの気持ちをこめて本棚を動かしました。これでL先生と同じ(椅子と机の右、すぐに本棚がある状態)です。「忘れないうちに、N先生からです」
「ありがとうございます。・・・うちが、喪中なんで・・・」
「はい」
「年賀状を、気合入れてつくったけど、見てもらえないのが残念やって」
「はい」
「で、あの、T教には本来『喪中』はないので、気にせずに送ってっていったんですけど、あ、あの、ありがとうございます」
↑ 私は何をあわてているのですか? ↑
ちなみに、後で封筒を開けたとき「妹尾和夫さんのバンパーステッカーをもらったときの衝撃」を思い出した。わかる人だけわかってください。
今日はL先生に伝えたいことを、紙に書いていた。主に「吐き気と、心情的に不安ということが、一緒に感じられるので、デパスとナウゼリンを適当に使う」っていうことを、S先生と話したこと。S先生は26歳のときから診てもらっていること。薬剤アレルギーのためピロリ菌の除菌ができないこと。
「薬剤アレルギーは、このとき以外にもありましたか?」
「いえ、ないです。このときも、過換気症候群やと思ってたんです」
「喉の通りが、悪くなりましたか?」
「そうです、そうです!! 呼吸器の疾患は経験がなかったので、わけがわからなかったんです」
「あの、L先生、1個教えてもらっていいですか?」
「はい」
「これなんて読むんですか?」
「・・・ハイEE(はいいーいー)」
「これって何ですか?」
「あの、一言で言えば『過干渉』とかですね。ハイは高いって意味です」
「はい」←ギャグじゃないよ
「ご家族の方が、日本語で言ったら『感情的に接する』ということって、ありますよね?」
「はい」
「それが、あまりにも程度がひどいと、患者さんにとって良くないんですよ」
「そうなんですか。じゃあ、冷静になることがいいのですか?」
「あまりにも、機械的、事務的に接するのも、あれなんですけどね。ちょうどよく、が大事ですね・・・。あぁ、この本、林先生の本ですね。僕も持ってますよ」
「いいですね、林先生の本!!」
L先生は、これ持ってるかなぁ?
境界性パーソナリティ障害―患者・家族を支えた実例集の画像 境界性パーソナリティ障害―患者・家族を支えた実例集 林 公一
これに「昨日『白』と言ったことを、今日は『黒』という。それを無意識にやっているように見える」「言うことがコロコロ変わるけれど、自分ではよくわからない」って話が、何回か出てきて「どんな感じなんだろう?」と疑問に思っていた。「そういう人が身近にいたじゃないか」と指摘されて「あぁ、その人のようなことを言うのか」と納得したことがある。
愚者はこうして、経験に学ぶしかないのだ。賢者は歴史に学ぶというけれど、それは私などには無理だ。
さて、今日もハルシオン、リスミー、デパスをいただいて帰宅する。
それでL先生にはコレを渡した。年末年始は忙しい時期なので、きっともう忘れてくださることと思う。
http://www.mypress.jp/v2_writers/kounokagerou/story/?story_id=1879838[0回]
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