乳腺専門のZ先生に診て頂いた。
「S先生から聞きました」
「よろしくお願いします」
「血性の乳汁というのは、どういう出方をしましたか?」
「あ、画像残してあります」
「……ほぉ!」
触診をしていただき、だいぶ前の画像とかも見て頂いて
「両側か……。これだと、手術したから症状が止まるかというと、別問題だと思います」
「そうですか」
「で、腫瘍があるのはわかっているんです。でも、どの乳管に腫瘍があるのか、現状わからないんですよ」
「はい」
「なんで、乳管の入り口から管を入れてっていう方法が使えないんですね。これが負担も少なくていい方法なんですが」
「はい」
「そうすると、腫瘍のある部分をちょっと広めにとるっていう方法になります」
「はい」
「局所麻酔では難しいですね」
「そうですか。全身麻酔は、12年ぶりです」
「あ、そうなんですか? なんかうけたことが?」
「メニエール病で、内リンパ嚢開放術を受けました」
「そうだったんですね。なるほど、わかりました」
「あの、M先生っていらっしゃいますよね」
「はい」
「M先生が、ものすごい好きなんです」
「はっはっはっはっはっ(笑)」
Σ( ̄□ ̄)!!
「え、どういうこと(笑)?」
「でっかいですよね」
「まぁ、そうですね」
……今考えたら、何の説明にもなっていなかった。
「今飲んでるお薬はありますか?」
「はい。お薬手帳があります」
2冊渡す。
Z先生が先に開けたほうが、まだ空のものだった。
「あ! ごめんなさい。そちらまだ、新しいほうで何も貼ってなくて」
「ははははは(笑)。トラップやったんや(笑)」
「すみません」
「あの、不謹慎かもしれませんが、入院中はパソコンを使っていいですか?」
「えぇ、かまいませんよ」
「仕事、やっていいですか?」
「いいですよ」
この後、入院の説明とかを聞きに行く。
事務の人や、薬剤課の人、看護師さんなどが入れ代わり立ち代わり、説明をしてくださる。
「乳房から出血する、ということですが、どういう状況でしたか?」
「あ、画像あります」
「うわぁああ。こういうのちゃんと残してはるんですね」
「捨てるのも、なんかもったいないですしね」
画像を何人もの人に見て頂いたなぁとおもう。
これから、しばらくお騒がせしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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