S先生のところへ行った。
「おはようございます」
「はい、おはよう」
「えーと、どっちの椅子に座れば?」
「回る方(笑)」
「なんか、回らんほうの存在感が大きいですね」
着席。
「さて、乳腺外来いつにする?」
「いつ……(手帳を出す)」
「なんか、変わったことはあった?」
「あの、先に言った方がいいですか?」
「うん」
「あの5月8日に、他の病院で検査を受ける機会があって」
「検査目的で行った?」
「そうではないのですが、○○で□□で」
「ほぉ」
「それで、その時期に吐き気を覚えていたので、吐き気の原因を調べる検査や治療ではないにせよ、治療を受けてみて、どうなるかっていうのを見てたんですが」
「どうなった? って……まだ1週間も経ってないなら、どうとは言えないな?」
「そうですね。ただ、積極的に『○○ですね』って認めるレベルではなくて、『違和感があって、検査の結果、他の病気の可能性が排除できたので、○○でしょう』というレベルなので、そんなひどくならないと思います」
「で、乳房はどうかな?」
「実は、この数週間、乳汁はとまっていて」
「はははは(笑)、とまってるんや」
「はい。で、T先生がカバサールを増やしたり、減らしたりするのを、乳腺外来を受診するならその後のほうがいいのかなって」
「そうやなぁ。俺としてもプロに診てもらえるほうが、安心なんよ」
「プロ?」
「うん。俺なんか、片足ツッコんだだけやんか」
「そうなんですか?」
「うん。やっぱりZさんはプロやから」
「Z先生は元気なのですか?」
「まぁ、大丈夫」
「行ったらキレる?」
「キレへんよ(笑)。懐かしい人来たなぁと思ってくれるやろ」
「思ってくれるかなぁ? というか、忘れてはるかなぁ?」
「それはない」
「さて、薬はどうする?」
「2万円貸して」
「現金は持ち歩かん主義やから、ない」
「それが無理なら、M先生と今ここで愛を語って」
「カメラの部屋行って、Mをからかって来たらいいやん。ていうか、Mとの愛の言葉は2万円以下か(笑)?」
「え? 愛を語れば、2万円を出さなくて済むんやから……」
「でも、貸すだけやろ? Mの言葉はそれ以下なんや(笑)」
「M先生に会いたいなぁ」
「だからカメラの部屋行ったらいいやん」
「会いにだけ行ったら、変な人やん」
「カメラ、入れようか?」
「M先生に会うために?」
「……まぁ、1年に1度でいいと思うから」
今日はガスター、ネキシウム、サイトテックをいただく。
看護師さんの多くは丁寧に話をしてくれて、良い方だと思う。
でも、悪気はないのかもしれないけど、
「○○って言われてるはずですけど!」
「あなたが○○したんだから、こちらではどうしようもないです!」
のような、きつい言い方をする人が1人いるだけで、すごく怖い。
言葉の選び方もそうなんだけど、怒鳴るような言い方、書類の置き方、机の叩き方など、他の患者さんにまで何事かと思わせる必要があるのか?
実はこの看護師さんから、電話を受けたことがあるのだけれど(予約の関係で)、
「○日に予約します」
「何時ですか?」
「○日です!」
「時間は何時ですか?」
「□時! それと、この予約もまた変更するかもしれません」
というやり取りをしたことがある。
「○日□時のご都合はいかがですか?」
「いったん予約を取らせていただきますが、事情により再び変更をお願いするかもしれません」
くらいは言えないのだろうか?
先にも書いた通り、多くの方は分かりやすく丁寧に話してくれるし、語尾に「!」がつくような話し方でもない。
だから、1人の振る舞いをもって、病院全体がどうとかという話にするのはおかしいけれど、必要以上に怒らないでほしいと思う。
ともかく、ありがとうございました。
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