半年以上前のことだが、少し霊感があるという方から「あなたに、謝りたいという人(霊)の思いを感じる。生前から、失言をしては謝る、というパターンを繰り返していたのでは? 今度も謝ればすむとか、どうせ許してくれるだろうと思っていたようですよ」という話をされたことがある。その方はそれ以上の霊感がないので、「そう感じる」というだけで、具体的なアドバイスはできないとのことだった。
霊感というのがどういうものか、私には理解しきれてないところも多いけれど。
人間はときどき、他人に厳しくなってしまう。ちょっとしたミス・失言を責め立ててしまうことがある。
しかし「他人に厳しくする」ということは「自分も厳しくされても仕方ない」ということだ。自分だって同じミス・失言をしてしまうかもしれない、と考えることがもっとも大事なのではないかと思う。
一方で「謝ればすむ」と思っている人はいる。
謝るのは大事だけど、「謝ればすむんだから、自分の行動は改めなくてもかまわない」となれば、本末転倒だろう。
また「謝りたくても謝れない」という状況を想定して、言葉を発するべきだと思うようになった。
たとえば、謝る前に、自分や相手が死んでしまったら、取り返しがつかない。それまで、どんなに良い関係を築いていても、最後の最後の思い出が、すべてをぶち壊してしまう。
こういうことを、考えられただけでも、冒頭のお話を聞いた価値はあったのでは? と思っている。
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