精神科のN院長先生のところへ行った。P4さんがデイルームから声をかけてくれる。久しぶりにお話しできてよかった。
「おはようございます」
「はい、おはようございます」
「寒いですね」
「そうですね。私もちょっと寒さにやられましたね」
「先生も大変ですね」
手紙を渡す。
無排卵のこと、胃痛・吐き気でネキシウムをいただいたこと、落ち込みやすい時間帯に編み物をしていることを書いていた。
「ネキシウムとは?」
「タケプロンの系統で、新しいものだとお聞きしました」
「プロトンポンプ阻害薬ですね?」
「そんな難しいことを、私に確かめられても……(笑)」
「効き目はあったのですか?」
「はい、その日のうちに、ひどい吐き気から、胸がつかえる程度の軽さになりました」
「良かったですね」
「編み物っていうのは、針で?」
「はい?」
「え? 機械でするとか」
「あぁあ、いえ、あの針です、かぎ針。棒針編みは、私はほとんどわからないんですよ」
「で、まぁ、どのくらいできましたか?」
「このマフラーがそれです」
「え? これ、作ったの?」
「はい」
「なかなかですね」
「ありがとうございます。ただ、長いことやってないので、編み目がゆるかったり、きつかったり、なかなかそろわなくて」
「うちのスタッフのYさんね」
「はい」
「Yさんなら、どの位の時間と労力がかかるのか、わかってくれると思うね」
「あ、あの、Yさんがそういうのお得意って知ってますけど、だからこそ、そんなベテランの方に見せられないです!」
「まあ、元気そうでね」
「ありがとうございます」
「しかし、仕事中は気分がいいっていうのは、ちょっとなかなか、僕には理解できませんがね」
「あの」
「はい」
「先日、ある芸能人の方で、謹慎処分になってたという人のインタビュー記事を読んだんですけれど」
「はい」
「その人は、仕事と日常生活の境目がなくなってて、仕事=楽しいことになってたんですって。それはそれで、良い面もあったのですが、謹慎処分になった出来事も、仕事という自覚がなかったから、私生活の延長・遊びという感覚でやってしまった、って言ってて」
「はい」
「なんか、わかる気がします。私も、それまでの(ブログを書くといった)趣味が、仕事につながった面があるけれど、あるからこそ自覚しないといけないな、楽しいだけでやってたら、大変なことになるぞって感じたことがあります」
「そうですか」
今日はリスミー、ハルシオン、デパスをいただいて帰宅する。ありがとうございました。ぺこり。
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