齋藤薫さん(美容ジャーナリスト)のエッセイで、あまりにも美しい人をみかけたときの、齋藤さんの心の動きが書かれたものを、読んだことがある。お仕事柄、美しい人を見慣れているはずの齋藤さんも、こういう経験があるんだと驚かされた。
昨日、難波方面でカフェに入ったら、右斜め前の席にカップルが座った。
私の席からは、女性の顔が目に入ったのだけれど、なんか齋藤さんの気持ちが分かった。心臓がバクバクと打つくらいの美しい女性だったのだ。
もちろん、「化粧で顔を作る」ってことは、誰でもできる時代だから、「すまし顔が美しい人」っていうのは、以前より増えていると思う。
でも、その人は「少し目を伏せている」「横を向いている」「おいしそうに食べている」というときの表情がものすごく、透明感があって美しく、ぼーっとしてしまった。あまりにも、じろじろ見るのは失礼だから、控えめにはしたけれど。
あんな女性と一緒に歩ける男性って、幸せだろうなぁ。
それとも、彼女がいつ、他の男性に奪われないかと、心配しているのかなぁ。
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