婦人科のT先生のところへ行った。
「こんにちは」
「明けましておめでとうございます」
「あっ、あっ、あけまし……て、おめでとうございます(焦)」
「年賀状ありがとう」
「いえ、いい年をしてすごいものを送ってしまい(恥)」
「では、いつも通り基礎体温表のチェックからしようか」
「はい、お願いします(基礎体温表を渡す)」
「前は、月経困難症の最中に来てもらったから、もしかしたら今回もそうかな?」
「あの、しんどさのピークは過ぎました」
「え? 短い周期で来たってこと?」
「はい」
「……うーん、排卵はちゃんとある」
「はい」
「見事なまでに、体温以外の体調の変化も、どんぴしゃで起こってるな」
「はい、そうなんですよ」
「こんなキレイに分かるのは久しぶりですね」
「はい!」
「どうしたん? 気分悪い?」
「あの、今朝、不整脈の薬を飲んだと思い込んでたんですが、飲んでないかも」
「え? どういうこと?」
「脈拍が110くらいは打ってると思う」
「いつから?」
「正午過ぎくらいから、気持ち悪くて。脈拍が速いのは、さっき待合室で気付いたんですが」
「ほぉ」
「実は、バスに乗ったら、乗客が自分ひとりで」
「はい!?」
「結構怖かったんです」
「……でも、正午過ぎから気持ち悪いんよな?」
「はい。自分でも訳が分かってなかったので、めまいだと感じてメリスロン飲みました」
「……薬情確認しますけど……テノーミンって、一日にどのくらい飲んでるの?」
「25ミリを2回です」
「それなら、まだ余裕としてはあるので、この後すぐに飲んでみてもいいと思う。万が一、朝に飲んでたとしても、用量としては大丈夫やから」
「はい」
「で、話すのはしんどいか?」
「いえ、大丈夫です」
「年末に胃腸の症状が出てますね」
「はい。S先生とかM先生に本当に会いたかった」
「会えたん?」
「いえ」
「え、じゃあどうしたん、このときは?」
「我慢というか、適当にある薬を飲んでました」
色々話した後で、
「じゃあ、S先生はこのことを全く知らないん?」
「そうですね。まだ何も話してないです。というか、S先生にしても、言われたって何をしたらいいのか困るんとちゃうかなーって」
「俺のカウンセリング(笑)の結論としては」
「しては!」
「今の話を、S先生に話すこと! 結論になってないけど」
「丸投げですね(笑)」
「いや、俺が心配してるのは、ふゆうによくある『言うたら申し訳ないから、黙ってようかな』ていうのんが、今までS先生やM先生には出にくかったのに、そうなってしまうことなんよ」
「はい」
「胃腸の症状が出てる以上は、それを診ているS先生に話さんと始まらへんし」
「はい」
「『胃を痛くしてまで、S先生に会いたかったのぉおおお』って言えば良かったんちゃうか?」
「ははははは(笑)。でも、S先生が何か言ってくれたとしても、対処するのは結局自分ですよね」
「そうや。でもそれが分かってるからこそ、聞いてもらって気持ちを軽くしたらいいと思う。まぁ、S君もああいう人やから、反応は冷たいかもしれんけど」
「冷たくされて、気持ちが重くなったら……」
「その時は、俺に泣きついたらいいやん。それよりは言えないってこと、S君が知らないってことが怖い。俺も書いとくから、ちゃんと言いや」
「ありがとうございます」
「飲み会を早くやりたいなぁ」
「年も明けたし、早くやらないといけないですね」
「うん」
「M先生を通して連絡を……」
「自分でしろ(笑)」
「次回やけど、ん?」
「え?」
「これ、3週間後って何……あぁ、Pさんか」
「はい」
「うちは、4週間後でかまわへん?」
「はい」
「では今年も、続けて通ってくださいね」
「はい、よろしくお願いします」
今日はボルタレンSR、カバサールをいただくことになる。ありがとうございました。ぺこり。
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