婦人科のT先生のところへ行った。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
基礎体温表を渡す。
「・・・高温相に移行しかかりながら、一度下がったように見える」
「はい」
「排卵が、どっちの日か(高温相に移行したように見える日か、一度下がった日か)が、難しいけれど・・・たぶん、初めのほうやな」
「私もそう思います。体調の変化がそっちだったんで」
「月経のほうは、過長月経ではあるけれども、前月、排卵があった時と変わってないんで、排卵を起こせたことは確かやと思う」
「はい」
「逆算すれば、この初めに高温相に移行したように見える日のほうが、有力」
「はい」
「こっちと思うことにしよう」
「で・・・、体調の変化は?」
「あの、貧血が偶然見つかってしまって」
「どれどれ・・・、あぁ、ほんまやな」
「そもそも、私はヘモグロビンが12を超えたことが、あんまりないんですよ」
「とはいっても、低いよね」
「はい。ただ、普段ヘモグロビン値が普通の方が、ここまで下がるよりは楽かと思います」
「あぁ・・・、治療はしてる?」
「明日に血清鉄がわかるんで、それを見てからということになっています」
「過長月経ではあるけど、失われる血液の量が、すごい多いということはない、と僕は思います」
「はい」
「ご飯とか、食べるか?」
「・・・ちょっと偏ってたかも・・・」
「それを気をつけることが、貧血の改善だけではなく、体にもいいと思うから」
「はい」
「薬は、ボルタレンSRと何がいる?」
「ブスコパン」
「前、出してるで? 足らんの?」
「足らんかったの」
「あ、あの、外科のS先生が『子宮の痛いのがブスコパンで治まるの?』って不思議そうでした」
「・・・月経痛で外科行く人っておらんやん(笑)。だから、なじみが薄かったのかなぁ(笑)」
「あ、そうかも」
「子宮っていうのは、子宮内膜を排出するために、収縮するんやけど、それを痛いと感じるときには、鎮痙剤のブスコパンが効くっていうのは、わかるやん?」
「排卵痛やった場合には、ボルタレンSRのほうがいいと思うねん」
「そうなんですか?」
「排卵痛というのは、排卵をしたときに、卵胞液や血液が出ることによって、軽い腹膜炎をおこすことで起こるんですね」
「そうなんですか?」
「うん。ブスコパンは臓器の痙攣を抑える力はあるけれども、痛みそのものを引かせるわけではないんです」
「はい」
「だから、排卵痛がある時期はボルタレンSRのほうがいい」
「はい」
「ちなみに、ふゆうさんはどうやって使い分けてるの?」
「内臓の痙攣というのが、さすがに自分でもわかるようになったんで、そのときはブスコパンです。ただ、基本的にはボルタレンSRを飲んでて、効かなかった場合にブスコパンを足すという形が多いです」
「それでいいと思います」
「ありがとうございます」
「さて、お薬やけど」
「はい」
「・・・」
「・・・」
「・・・変なこと言ったらあかんで(笑)」
それは言ってほしいということですね。。。でも考えてなかったんだよ、ごめんねぇええ。。。
「○○○○ン-Aがいい」
「そのパターンはいけない。前にも言ってるやん」
あぁあ・・・撃沈・・・。
「もしかして、T先生とても疲れている?」
「へ?」
「なんか、疲れてるみたい」
「うん、人生に疲れ切ってるねん。某国のスターみたいに。。。」
「えぇえ、そうなんですか?」
「いや、それは冗談やけど、昨日がちょっと忙しかったからな」
「そうなんですか」
「T先生、無理しないでね」
「最近、ふゆうさんのことで、手のかかることって、ないやんか(笑)」
「ありがとうございます(笑)」
「2月ごろから、排卵があるように見えると言いだして、それからすごい良くなってきたと思う」
「ありがとうございます」
「何が起こったんやろなぁ???」
「謎ですね」
「この調子で過ごしましょう」
良くなった理由がわからないということは、今後また、悪くなる可能性もあるということ。
大事なのはびびることではなく、悪くなる可能性もあると知った上で、良い状態を長く続けることだと思う。T先生、ありがとうございました。ぺこり。
ボルタレンSR、ブスコパンをいただいて帰宅する。
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