10年前、初めて睡眠薬を飲んだときには「このお薬を飲めば眠れるのだ」という喜びが大きかった。実際よく眠れたし。だから「このお薬を飲まなくても、眠れる時が来るのだ」などとは、想像もしなかった。
2010年4月17日、精神科のL先生のところへ行った。
「・・・ふゆうさんは、睡眠はとれてますか?」
「はい」
「何時から何時まで?」
「0時から5時か6時ですけれど、睡眠時間が短いのは体質みたいなものなので」
「そうですか。苦痛ではないですか?」
「はい。最近、寝つきが良いようにも思います」
「それならば、お薬を、減らしてもいいと思うんですよね」
「え?」
「リスミー2mgとハルシオン0.25mgですが、半分のものが出てると思うんですよね」
「・・・」
「・・・寝つきが悪いという感じの内容が、過去のカルテから読み取れるんで・・・」
「はい」
「リスミーを1mgに替えてみますか?」
「・・・えーっと・・・」
「いきなりというのは、不安でしょうから1mgを28錠出す形にして、2錠を飲んでくださっても大丈夫なようにしておきます。眠れそうだったら1mgに替えていきましょう」
「なるほど、
貯めておいてラリるんですね!!」
「ははははは(笑)」
「ははははは(笑)」
院外処方の薬局に行って、リスミー1mg、ハルシオン0.25mg、デパスをいただいて帰宅する。リスミー1mgは、必要以上に派手なパッケージだと思う。でも、似た薬と間違えて飲まないように、パッケージにも、このくらいの変化をつけることが必要なのかもしれない。
ありがとうございました。ぺこり。
私は昔、睡眠薬をもっと飲んでいた。ここからは、記憶に頼るしかない部分が多いことをお断りしておく。また、初診時にいきなりたくさんの睡眠薬をもらうことはできないから、徐々にもらうようになる。
初診から初めのピーク時にかけては、アモバン、ベンザリン、ダルメートを飲んでた時期もあった。
「寝つきがすごく悪い」ということで、アモバンをハルシオンに変えて、ハルシオンを2錠飲んでた。いつの間にか、ダルメートをやめて、ロヒプノール2mg2錠飲むようになってた。
そのうち「一度寝付けば、5,6時間は眠れるし、それ以上眠らなくても体調は悪くない」「昼間に眠いときがある」と思うようになって、ベンザリンをやめた。今にして思えば、昼間眠いことは睡眠薬ではなく、中用量ピルの影響だった。
ハルシオンをいつ減らしたか定かではないが、なんか1錠、減らしていた。
そのうち、抗うつ剤をやめることになったときに、(責めるつもりはないけど)N院長先生が「ロヒプノール2mg 1錠 14日分」と書いた。「抗うつ剤を減らすから、睡眠薬も減らすの?」と、私も思っていたので(そんな方法は一般的ではありません)、そのまま素直に14日間ロヒプノール2mgを1錠、飲んですごした。
14日経って診察に行くと、N院長先生が「なんか、処方が少なすぎませんか?」というので、驚いて「え? 減らすんじゃないんですか? 減らすんだと思ってたから、そのまま飲んでた!!」ってなったのをおぼえている。「14日、大丈夫だったのなら、このままいきましょう。怪我の功名ですね」と言われた。
しばらく過ごしていると「やっぱり昼間に眠い」という時があり(これは今思えば低用量ピルの影響でした)ロヒプノールを1mgに変えてもらった。
そのうち「私はどうやら、5、6時間しか睡眠が取れない体質のようだ」と気づくようになり「寝つきさえよければ、長時間眠れなくてもよい。PMSでどうしても眠い日があるが、そのときは休むようにする」と申し出て、リスミー2mgに変えてもらった。
この出来事と前後して、成人喘息になった。寝入りばなや夜中に喘息が出て困ったことがあったが「そういう場合でも睡眠薬を飲んでいいのですか?」とN院長先生に聞くと「睡眠薬には、呼吸抑制という副作用が出る場合がありますが、逆に鎮静効果もあります。咳が出て興奮すると、眠りづらくなるだろうから、睡眠薬を今までのように飲んで、安心してよく眠るほうがいいでしょう」と言われた。
睡眠薬からは少し離れるが。。。
成人喘息の薬は「朝食後に飲む」というものが多かったし、初めての喘息なので、気合を入れて、薬を飲んでいた。合う薬を見つけるまで、薬の量や種類を変えて試行錯誤していた。
すると朝1回のセパゾン(だったと思う)がやたら余るようになり、「なくても大丈夫なら、もういいんじゃないですか? 今持っているセパゾンを残したまま、服薬はやめましょう」とN院長先生に言われて、昼間は精神科のお薬は飲まなくなった。。。
こうして書いてみると、薬を「やめるぞ!!」という前向きな姿勢というよりは、N先生の言う「怪我の功名」ばかりではないだろうか?
以上、記憶に頼っている部分ばかりで、あやふやで申し訳ございません。
懐かしい睡眠薬の思ひ出。。。
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