循環器のP先生のところへ行った。
「調子はどうでした?」
「少し悪かったのです。申し訳ありません。理由があって」
「理由? どんな理由?」
●前回、診察していただいた日の夜に、ハント症候群の症状が出始めたこと
●学会の関係でいない先生も多かったこと
●良くなるまで、食べる、飲む、話すということが自由にできず、常に緊張していたこと
●そのため頻脈になりがちだったこと
をお話した。
「それは緊張するわ」
「ありがとうございます」
「それは、心配やったなぁ」
P先生は私の顔を見てくださった。
「右?」
「はい。わかります?」
「うん」
「もうちょっと、がんばらないといけませんね。あの、ここ(小鼻のところ)」
「はい」
「赤くなってますよね」
「はい」
「それが、ヘルペスだったんですが、自分でもはじめは気がつかなくて」
「なんか、薬は使った?」
「バルトレックスとリネステロン」
「リネ……? どんな薬?」
「あ、リンデロンの後発です」
「あぁ、はい、わかりました」
聴診をしてくださった。
「某エリアで学会あるときってな」
「はい」
「みんな、行きたがるねん(笑)」
「そうなんですか(笑)」
「そのハント症候群になる前の時期に、なんかストレスが溜まったとか、あったん?」
「えーっと、それが……、特に仕事がハードだったわけでもないし、よくわからないんですよね」
「そっか。びっくりしたなぁ。大変やったな」
「あ、あと!」
「はい」
「手術が11日に決まりました」
「11日。何月の?」
「7月の」
「そうですか」
「今度来るときは、ちょっと胸が少なくなっています」
「そうですか」
最後に「お大事に!」と言ってくれはった。
P先生の
「それは、緊張するわ」
「びっくりしたなぁ」
という言葉が、すごくうれしかった。
ありがとうございました。
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