最近、どうしても思い出してしまうことがあって。
私の母方の祖母は「母(祖母の娘)が、親である自分を介護しない、看病しない」と言い、家事も行き届いていないとぶつぶつ言っていた。
家事に関しては、祖母自身が母のペースを待つことができず、手を出してしまっていたから、祖母自身が「母のやる機会を奪っていた」ともいえる。
そして、介護や看病についても、私の父方の祖母(母にとっては姑)の介護が必要になったとき、
「うちの娘(私の母)は仕事があるから、介護している場合じゃないんです」
「お金の面で協力してるんだからいいでしょ」
と、母の選択を正当化していた。
いざ自分自身が介護される、看病される立場になったとき、
「仕事があるから」「お金の協力をしているんだから」
と言われて、かなりの不満を漏らしていたけれど、自分が言ったことが戻ってきただけと思う。
とはいえ「自分でこう言っていたでしょ」と事実を突きつけても、祖母が救われるはずはなかっただろう。祖母は記憶を自分の都合のよいよう改ざんするときがあったので、指摘しても反省とかしないと思うし。
反省とか後悔とかしても、もう80歳近くなって体も動かなくなって、挽回のための行動をするに遅すぎる時期だったのだから、気づかないままのほうが幸せだったのかなとも感じる。
とりとめがない話だけど、福岡の友達と話して、私自身も「これでいいのかな」と思えるようになった。
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