私の子供っぽい甘えや発言を、今も許してくれる人がいる。
その人に、いつもの甘えと、そして「もし受け入れてくれるならとても嬉しいけど、それはないわ」という気持ちが混じったまま、わがままを言った。
例えて言うなら「アイドルに会いたい」と思っていながら、どこかで「会えるわけないわ」とも思っているような感じだった。
だから、その人が私の願いを受けれてくれた瞬間に、私は「えっ!?」「こんなことが本当にあるの?」という思いでいっぱいになった。
その人が、大人として扱ってくれたことが、嬉しくもあった。
良い例が思いつかないけれど、4,5歳の子供が
「泊まりに来て!」
と言ったら、誰でも気軽に
「うん、行くよ」
と答えやすい。
実際に行くかどうかはともかく、その場しのぎのために「行くよ」というケースもある。
でも、その発言をしたのが20歳を超えた大人なら、よく考えてから、泊まりに行くか断るかを答える人がほとんどだろう。
ここまではあくまでも「例」だけれど、私に起こった実際の出来事を通して、私も大人として、その人への思いを表現できたらいいのに、と思った。
悪ふざけの延長として表現するのではなく、「本当の思いはこうです」と伝えられたらいいのに。
そしてちゃんと、返ってきた言葉を受け止められるほど、強くなれたらいい。
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