昔、友人(今はもう付き合いはない)から夜中に電話がかかって、
「お前なんか、病気だから欠陥品。欠陥品には欠陥品らしい人生しかないんだから、それで満足しろ」
って喚かれて怖かった。
友人は後から、酔っていたとか、夫婦げんか的な何かがあったとか、事情を話してくれたけれど、私は友人からそんな風に思われていたことが、悲しかったし怖かった。
それから、どんな人と関わっているときも、
「欠陥品だと思われたら、責められる」
「うまくやらなくては、夜中に怒鳴られる」
というイメージがあった。何かの症状とかがつらくても
「欠陥品だから、つらいのは仕方ない」
「しんどいということを、口に出したらいけない」
って、思っていた。
長い時間はかかったけれど、N先生や、S先生や、そのほかの先生に
「つらい、しんどいということを話してもいいのだ」
「たとえ1人の元友人に欠陥品とののしられたとしても、N先生やS先生のようにののしらない人もいることもまた、事実なのだ」
とわかるようになった。
それでも時々、あの時の怖さがよみがえる。
きちんとできないことがあると、
「お前なんか、やっぱり駄目だ」
と、いきなり罵倒されるような気が、今でもすることがある。
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