平井孝男先生の本「カウンセリングの治療ポイント」を、ぱらぱらと読んだ。
非常に印象深い内容があったので、メモしておく。
それは、
「カウンセラーに謝られたからといって、クライエントにはプラスにならない」
ということ。
前後の話などを、まだしっかり読み取っていないので、誤解などがあるかもしれないが。
●「謝る」ことで、クライエントの「私は治らなくてよいのだ」「カウンセラーのせいにしていればよいのだ」という気持ちを増長してしまう恐れがある
●「謝る」よりも、現実的な対応ができる力・スキルが必要である
●「謝る」という気持ちの裏には、「本来、自分が何とかできるはずのことだ」という思いが隠されているかもしれず、自分の力・スキルへの過信がもともとあるかもしれない
●「謝る」という行為によって、カウンセラーは自己満足を得られるかもしれないが、自己満足を得ることで、それ以上の何かにつながらなくなってしまう
このような、色々な意味を含んだ言葉のように感じた。
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