こうでもしないと

精神科のN先生のところへ行った。

「おはようございます」
「はい、おはようございます」

手紙を渡す。

「……寝ている間に体温が上がっている？」
「はい」
「どのくらいに？」
「37度くらいで、いつもは36.5度を超えたら高温期だねって話になるのですが」
「そうですか」
「暑いからですね（笑）」
「そうですね」

「全体としては、予定していた活動や仕事はだいたいできましたか」
「はい。あの両手を見てください」
「ん？」
「日焼けがすごくて」
「そうですね」
「で、写真を撮っていただいたんですが」
「おぉっ！」
「手袋をしているのは、日焼けを隠すためなんですよ」
「あぁああ、なるほど。見合い写真にでもするのですか？」
「いえ、あの、それは変ですよ。お相手にしたら、すごいプレッシャーでしょ！」
「ははははは（笑）」

「あの、婦人科の先生に」
「はい」
「『こうでもしないと、ウエディングドレスを着ることもないから』って説明したら、『肯定しづらいなぁ（笑）』って突っ込まれました」
「それはそうでしょう。まだまだ、チャンスはありますよ」
「ありがとうございます」

「では、今回は調子が良かったですか？」
「いえ」
「ん？」
「だって、良かったですって言ったら、他のお薬もらえないんですよね（笑）？」
「あ、もう、今まで通りしか出さんよ！」

今日はデパス、リスミー、ハルシオンをいただいて、H先生のところへ行く。