NHK連続テレビ小説「瞳」
http://www3.nhk.or.jp/asadora/story/story.html将太のタオルケットが、なくなってしまった、というストーリー。
もしも、2ヶ月前の私が、この話を見ていたら、将太の気持ちがわからなかったかもしれない。多分「物を大事にする=贈ってくれた人を思う」という考え方を、なんとか冷静に、理性的に「分けよう」とする自分が、勝ってしまっただろう。「タオルケットがなくなっても、その相手自身が消えてなくなってしまうわけじゃない」とか、なんとか。
私は、ある人からハンカチをもらった。私はその人のことが大事で、すごくお世話になっているし、もっと話してたい、といつも思う。するとハンカチを「ものすごく大事に思う」という気持ちが、わかるようになった。いつも手に届くところに置いていたいし、絶対に手放したくないと思う。
「大事」という気持ちは、時には理性とか、持論とかを超えてしまうもの。
そう思うと、将太のタオルケットがなくなって、パニックになってしまった気持ちも、分かるように思うのだ。
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