新しくなったフェスティバルホールへミュージカル「ドリームガールズ」を観に行った。
絨毯、分厚すぎ! 正直、こけそうになった。まぁ、ぜいたくな気分を味わうことができた。
7年かかって進む話を、わずか2時間半ほどの舞台にまとめている。
田舎から出てきた3人の女性(というより女の子)が、歌手として大きくなっていくにつれ、容姿や衣装が洗練されていく様子が丁寧に表現されていて、すごい。
そして2幕が開いて数分のとき、男性のダンサーたちが後ろ向きで踊っているシーンがある。「後姿がかっこいい」という状態を、何分間も隙なく続けられることが、すばらしい。後姿は自分で確認できないので、監督さんとかに指示されながら、すごい稽古を積んでいるんだろうと思った。
話は飛ぶが、平井孝男先生の「難事例と絶望感の治療ポイント」(創元社)という本で、「事例O」についてかなりのページ数が割かれ、詳細な記述がある。なかなか、話の根っこにたどり着かないのだが、いったん話が進み始めると、「こんなドラマみたいな話があるんだなぁ。。。」と圧倒されてしまう。
事例Oは女性の患者さんの話で、しかも弁護士の方だということなので、まったくこのミュージカルとは重ならないのだけれど、なぜか自分の頭の中では、Oさんの話が思い出されて仕方なかった。
「ドリームガールズ」の登場人物の中でOさんに近い人といえば、カーティス・テイラー・ジュニア(性別は違うが)ということになる、かな?
で、Oさんの恋人がディーナ・ジョーンズ?
でも、あまりにも違う話なのに、なぜOさんのことが思い出されるのか、自分でも不思議で仕方ない。。。
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