実は、「買いたいのだけれど、怖い」というものがあって、パソコンの通販サイトの前で迷い、店の前まで行って迷い、そんな日が3日ほど続いている。
今日も店の最寄り駅まで行ったのだけれど、やっぱり迷ってしまう。
「いつもとは違うことをすれば、何か答えが見つかるのでは?」と思い、路面電車に乗ってみることにした。特にどこへ行こうと決めたわけではないが、路面電車の運賃は大阪市内なら一律200円なので、どっかで降りようと思う。
今まで降りたことがあるのは「H」という、陰陽師をまつっていることで有名な神社の近くの駅と、その隣の「K」という駅しかない。
あんまり離れると、地理的にわからなくて怖い感じもして、結局は「M」で降りて、周辺を散歩してみた後に「H」から乗車して帰る、という方法を選ぶ。ということは、路面電車に2駅しか乗らないということに。。。ばかか、自分。。。
この街には、垂直に交わっている道路というのはほとんどなく、路地を通りぬけると、いきなり大通り、国道というようなつくりになっている。また、築何十年のアパートが並んでいたと思ったら、いきなり100坪くらいありそうなお屋敷や、建築デザイナーの手によるものと思しき、おしゃれなお家が建っていたりもする、不思議な街だ。
「H」の近くの神社は、以前に訪れたときより、ずいぶん派手になっていた。きつい言い方だけど「商売」としての色が、強くなっていたように思う。
まぁ「占って欲しい」という人は、「お金を払って、アドバイスをいただく」ということで、何かの満足感を得ることは事実だ。このような「占ってもらいやすい雰囲気づくり」も大事なのかもしれない。
私も「店の前まで行っても、買えないものがあるんです」と占ってもらえばよかったか?
まあ、神社がもう少し落ち着いている季節に、改めて訪れてみたいと思う。
歩いているうちに、方向感覚を見失い、ある公立の学校の近くに出てしまう。
うわぁあああ。滝汗状態!!
実は、知人が近くに住んでいるので「こんなところを見られたら、ただの怪しい奴だ」と焦る。知人だって困るだろうし。まぁ「何の約束もしてないのに、ばったり会う」というのは、稀なことだろうけれど。
で、無事「H」に到達し、路面電車に乗って帰ることにする。
路面電車の終点にたどり着いて、私の迷いに何か結論が出たかっていうと、実は出てない。
今日は長い寄り道をしたし、まだ寄り道から抜けられそうにない。ただ将来、今日のことを振り返って「長い寄り道も、良い経験だったなぁ」と思えるように、これからの日々を過ごしたいと思う。
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