悲しいサイレン

「緊急地震速報」の独特のチャイム音は、伊福部昭さん（ゴジラのテーマ音楽を作曲した人）の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」から着想を得て、甥にあたる伊福部達・東大名誉教授が作られたことは、ご存じの方も多いだろう。なお「タプカーラ」には、アイヌ語で「（自発的に）立って踊る」という意味がある。
http://www.asahi.com/articles/ASG287WGMG28UCVL00W.html

「シンフォニア・タプカーラ」の緊迫感あふれる部分と言えば、第３楽章。運動会なんかで使われるには、少々重々しい感じがする。それだけに、地震という大きなものが迫ってくる際には、注意を促すのには最適だろう。
https://www.youtube.com/watch?v=1zbRnBa8rnI

ちなみに、日本に向けて武力攻撃が行われたり、核ミサイルが日本に飛来するなどの危機が近づいた場合には、「国民保護サイレン」による情報伝達が行われる。
サイレン音は内閣官房「国民保護ポータルサイト」にて、試聴が可能。あまりの悲しい音に、胸が詰まる。この音を聞かなくて済む日が、できるだけ続きますように。
http://www.kokuminhogo.go.jp/arekore/shudan.html