私が初めて覚えた英語の歌は、"Puff The Magic Dragon"だった。
"rascal"の意味が「いたずらっ子」だと知ったのも、「あらいぐまラスカル」を通してではなく、この歌をおぼえたときだった。
この歌には"Lord"という言葉が出て来る。"Lord"には「支配者、君主」という意味と、「神、神よ(呼びかけ)」という意味がある。
後に知ったのだが、"Lord"はもともと"loaf"と"ward"を合わせて生まれた言葉で、「パンを守るもの、パンを欠かさないようにする者」という意味があったそうだ。なお"ward"は現代では「病棟、監房、後見を受けている人」のような意味で使われている。
パンを守るため、あるいはパンを得るために、数々の戦いが繰り広げられてきたことだろう。戦いに勝つためには、力強さやカリスマ性などを持つ「支配者、君主」が必要であっただろう。
そして身分制度がはっきりと設けられていた時代には、「支配者、君主」の言葉は「神」の言葉に近く、絶対に服従しなければならなかっただろう。
だから「支配者、君主」と「神、神よ」が同じ"Lord"で表されるのかな、というのは私の想像だけれど。
後に自分自身がゴスペルやワーシップソングにはまって、"Lord""Lord""Lord""Lord"と歌いまくることになるとは、思ってもいなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=RC2tlNmz4ao
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