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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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古いドレスは脱ぎ捨てて

新しい家に運ぶ荷物は、案外少なかった。
台所周りのものを、あまり移動させないで済んだのが大きい。

引っ越しというのは、不用品を処分するチャンスでもある。
ただ、私はそもそも物をあまり持たない方だったので、捨てるものも大したことがない。

とはいえ、古いドレスは脱ぎ捨てて、新しい衣装に着替えるべき時なのだと思う。

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温かい目標

どうしても、自分の事情を優先してしまう。忙しさとか、体調とか。

「こちらの事情も分かって欲しい」
そういう自分が増えていくと、ますます自分を嫌いになるのに。

でも、「こういう風になりたい」という目標ができた。
それは「こうしては、いけない」という言葉より温かい気がする。
自分を嫌いになって終わるだけでなく、不完全な自分をどう変えればいいか、考えられる感じがする。

ーーーーー

介護が終わって燃え尽き症候群に陥っていた時、ある人が言ってくれたことを思い出す。

「一つ確認したいんやけど」
「はい」
「これまでの介護について、御礼のような言葉って、誰かに言ってもらったん?」
「『孫に面倒見てもらって、おばあちゃんは幸せやったやろうね』とか……」
「それは、おばあちゃんの幸せやねん。じゃなくて、ふゆうさんに『ありがとう』『お疲れ様』とか言ってくれたんかってこと」
「……それは、思い出せない。。。」

「あのな、ふゆうさんが『仕事に復帰しないと』『治療を頑張らないと』とか言うのはわかるねんけど、それよりもまず傷口を縫わんといけない」
「縫う。。。」
「それが、『長い間、お疲れ様』『今まで、ありがとう』という言葉やと思うねん。ふゆうさんが『仕事に復帰しなくちゃ』『勉強もしなくちゃ』という気持ちは分かるけど、それって傷口開いたまま、新しい血液や水分を取り入れるようなもんや。そのままやったら、傷口からどんどん失われるだけやで」
「そう、かな」
「せめて、自分で自分に『よく頑張った!』って言ってやりや?」

「でもお腹の中に、どろどろした黒い感情があるんです。なんで、自分だけが負担をしなければならないのかって。とても口に出せないようなひどい言葉が、自分のなかをぐるぐる回ってて、そんな自分がいけないと思う」
「俺は、いけないとは思わん。だって、ふゆうさんの腹の中に何があるかなんて、俺からは見えへんもん。俺に見えてるのは、おばあちゃんのために一緒に暮らして、おばあちゃんが入院したら、ずっと病院へ通って、人工肛門のことも全部できるやろ? そういうことだけやもん。だから、自分を許してやりや」
「はい」

「で、俺が『よく頑張ったなぁ』って言うことで解決するなら、なんぼでも言う。でもな、他人の立場からすれば『お疲れ様』『少し休んだら?』とかって言うのは、言いづらいねん」
「なぜ?」
「たとえば『ありがとう』は、他人の俺が言うのは変やし、『お疲れ様』にしても、万が一にも『これで介護から解放されますね!』ってニュアンスに受け取られたら、不謹慎だってことになるやろ?」
「はい」
「それに『少し休んだら?』は、俺らも事情の分からない人から言われると、腹立つことがあるから、安易に言えないなぁと思う。まぁ、ふゆうさんとこの事情は、俺に話してくれてたっていうこともあるし、そういう言葉を間違って受け取られることはないと思うけれど」

時間はかかったけど、これらの言葉を咀嚼して、自分のものにすることができたと、思う。

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今日を忘れない日にする。

あんなに次から次へと、楽しそうに話してもらえた。
わずか数分間に何度も笑ってもらえた。

私も嬉しかった。その人の表情が輝いていくのを見たいから、もっと話したいと思った。

これからも、今日のことは忘れない。
今日を、忘れない日にする。

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話して良かった

婦人科のT先生のところへ行……く前に。
P先生の診察から時間が空いたので、病院の周りや駅周辺を散歩した。



桜の写真を撮っていたら、いつの間にか自分が花弁まみれに!


改めてT先生のところへ。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。検査の結果があります」
「はい」
「プロラクチンがとても低い」
「あ、ホントですね」
「この結果自体はカバサールを飲んでいるからとは思うけど、乳汁というか、血乳は止まってない?」
「はい。今回も排卵日と思われるときを境に、急に胸が痛くなったり血が出てきたり……」

基礎体温表を渡す。

「……確かに、排卵日と思われる日が、きれいに表れていますね」
「はい」
「で、そこから乳房の症状が……出てきては困るのに」
「え?」
「だって、プロラクチン値がここまで低い(正常値より低い)のに、乳房の症状が止まらんということは困るやろ?」
「え、でも、それが乳腺症の症状というか……」
「僕は『左だけ』症状があるという点が、気になるんよ。S先生とこはいつ?」
「2週間後になりますね」
「その時、ちゃんと話しといてな?」
「はい」

「で、CA125は予想通り、正常の範囲内です。良かったね」
「はい。ありがとうございます!」



「さて、この前C先生のことを教えてもらったけど」
「はい」
「C先生は、ふゆうさんのこと、おぼえてたよ」
「え? そんなはずは……」
「まぁ、さすがに顔と名前がぴたりと一致するのは難しいやろうけど、S先生が可愛がってて、Z先生の手術を受けて、M先生が……という流れはおぼえてはった」
「え、え、あの1回でおぼえはったんですか? その事実がすごいですね」

「ふゆうさんは、『C先生は優しい感じ、I先生のほうがS先生やM先生に似てる』って言ってたやん?」
「はい」
「よく分かった。I先生を見た時、『でかっ!』って思ったもん(笑)」
「ですよね(笑)」
「I先生は、険がないというか、優しい感じやなぁ」
「はい。でも、意外やなぁ。おぼえてくれてたなんて」
「せっかくやから、写真見せたらよかったかなぁ(笑)?」
「あれは、本人と並べて見ても別人みたいやし(笑)」
「見せるのは、かまわへん?」
「はい。あ、名刺渡します。新しいの作ったの」

「P先生にはお話できたんですよ」
「そう。反応はどうやった?」
「P先生はしんどそうやったのに、いっぱい話をしてもらって」
「そうか」
「やっぱ『何で知ってるの?』って話になって、私も『何で興味があるのか?』ってことを話したかったんですけど、そもそもS先生との歴史にさかのぼらないといけないから、また追い追い話していこうと」
「良かったなぁ」
「はい。話して良かったです(笑)」

今日もありがとうございました。ぺこり。

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イレギュラーな流れに救われる

某病院にて、P先生の診察に呼ばれる。

「ふゆうさん、ごめん」
「え?」
「結果がまだやった」
「ははは(笑)。じゃあ、出直します」
「いえ、まぁ座って」

「まず、心電図に関しては心配要らないと思う」
「はい、ありがとうございます」

心電図の写真を撮らせていただく。



血圧と脈拍。



「胸の音を聴かせてもらおうかな」
「はい」
「仕事はどうですか? 忙しかった?」
「はい、消費税の影響もあって、寝る以外は仕事って感じでした!」
「忙しいと、儲かるんですか(笑)?」
「儲かるはずですが(笑)、いろいろ消耗するかな。。。」

「さて、ごめん。血液検査がまだ結果出てないんで、ちょっと待っててもらえる?」
「はい。あのP先生、しんどうそう」
「うん。風邪ひいてしんどくても、休めないのよ」
「大変ですね」

いったん退出。
実は今日、P先生に聞く予定のことがあり、T先生から結果を期待されていたので、緊張していた。
でも、イレギュラーな流れのおかげで緊張がほぐれた。

再度、診察室へ。

「血液検査ですけど、安心していいと思う」
「ありがとうございます」



「前は……」
「P先生、大丈夫ですか?」
「ごめん、大丈夫じゃないかも……」
「しんどいですよね?」
「うん、しんどい」

でも、聞かなくてはならない。

「P先生、あの……ですよね?」
「うん。出てたよ。でも、今年は運営に回らんとあかんから、出られへんねん」

意外とあっさり教えてくれた! 

「え? なんで知ってるの?」
「取材の過程で、偶然にも……」
「え、関係ある仕事をしてるの?」
「(事情説明とともに)ホントは現地に行きたかったけれど、S先生のところに入院してたから、行けなかったんですよ」
「あ! そうやったなぁ」
「で、後から資料を見ていて、あの」
「うん」
「そのクラスって、重量がありますよね」
「うん、ある。オリンピックでも採用されてるねん。まぁ、俺はオリンピック関係ないけど(笑)」

「意外なつながりって、あるんやなぁ」
「実は、今の私からは想像がつかないと思うけれど、私は……のバイトとかをしてたときもあって、そういう話自体がすきなんですよ」
「え? そうなん」
「はい」
「俺、……が当たった!」
「え? マジ?」 ← 先生に向かって、どういう口の利き方を……
「うん。でもな、申し込んだ人、大体当たっとったで。ヤフオクでも売れてないしなぁ」
「そうなんですか? 本拠地やというのに、なんでやろ?」
「やっぱり、現地へ行くまでが大変やからやろ。現地での移動とか、治安とかも含めて」

P先生は色んな話を聞かせてくれた。私なんかより5枚くらい上手だった。うれしい。
T先生は
「大丈夫や」
って言ってくれてはったけど、本当に大丈夫だった。うれしい。

「あの、ありがとうございました」
「次回は6週間後にまた……」
「わわわ! しんどいのに、ごめんなさい!」
「いえ、ぜんぜん構いませんよ(笑)」

ありがとうございました。

午後はT先生のところへ行く。

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