「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。
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18時30分ごろ、アクセスカウンタが次のようになっていました。「何かいいこと、ありそうだ」と思えます。
「いいこと」と言えば、今日は精神科のL先生と宝くじの話をしました。自ら行動を起こさないと「いいこと」は近づいてくれません。「いいこと」に近づけるよう、頑張っていきましょう、お互いに。
「宝くじを買った事実を見抜く精神科医がいたなら」より
http://www.mypress.jp/v2_writers/fuyuu/story/?story_id=1965910
「あの、遅くなってしまったんですけど、ノートに何か書いていただいていいですか?」
「あぁ、そうですね・・・他の先生みたいに書けなくて、すみません」
「いえ、あの、ソ□□ンをあげるよとか」
「無理です」
「ふゆうは素敵で最高だよ、とか」
「はははは」
「1000万円あげるよ、とか」 ←ちょっとは黙れよ自分・・・。
「あ、そうだ。宝くじを買ったら・・・わけてくださいってことにしよう」
「はははは。宝くじを買って『複数の人間で買ったんで、当選金は山分け』っていう場合は、その場で全員の名義の通帳を作ってわける、というのがいいってきいたことがあるんです(←不確かです)」
「税金の関係で?」
「そうそう。贈与税の関係だとか(←不確かです)。あ、あのね、医事新報ありますよね」
「はい」
「医事新報の最新号に、なんか載ってるみたいですよね?」
「医事新報?」
「えぇ、明日発売のもの」
「はい」
「それの、目次に、そういうの載ってました」
「へぇえ。。。」
「私も、当然ながら、中身は知らないんですけど」
「よく見つけましたね・・・」
「私も、お医者さんだって宝くじ買うこと、あって当然だなあと思ってたんで、目に留まってたんですよ」
ノートを返してくださる。
「あの、私、宝くじかっても黙ってると思います」
「それが一番賢いですね。でも、僕は一応精神科医なんで、顔色なんかは観察してますよ(笑)。見抜きますよ(笑)」
「あ゛あ゛あ゛あ゛」
精神科のL先生のところへ行った。朝早い時間だったので、患者さんが少なかった。そのおかげでP1さんやP2さんに発見された。
L先生に呼ばれる。
「おはようございます。寒いですね」
「おはようございます。雪とか降っていましたね」
「え゛? 雪? 今日、市役所に行かないといけないんです」
「市役所? 時間は大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫です。あ、あの、電子証明書の更新に行くんです」
「電子・・・?」
「電子証明書」
「???」
住民基本台帳カードを見せる。
「うわぁ。なんか初めて見ました」
「私の、古いんで、QRコードが無いんですよ」
「これって、何に使うんですか?」
「e-Taxでの申告が一番の目的なんですけど、私、運転免許証もパスポートもないんで、身分証になるものが、ないんですよ」
「あぁ・・・」
「それで、笑ったんですけど、このカードを発行してもらうときに、本人確認が必要なんですけれども」
「はい」
「写真付きの国家資格などの免許証、というのを持っていったんですよ」
「はい」
「そしたら、受付の人が『これで大丈夫か、聞いてきます』っておっしゃって、上役の方に聞きにいかれたんですよ。受付に貼ってある説明の紙に、いけますって書いてあるのにと思ってたんですけど」
「・・・他の資格の免許証って、見たことがない人もいるでしょうね」
「そうですね。もしも、本人確認がその場でできなければ、いったん家になんかの用紙を送ってもらって、その送ってもらった用紙を持って、もう1回役所に行くとか、必要になるそうなんですよ(注:現在はやり方が変わっているかもしれません)」
手紙を渡す。
「ほぉ。手術から10年も経つんですね。K先生は2月に手術したこと、おぼえてくださってたんですね」
「異動するちょっと前、というタイミングもあって」
「なるほど。それからは違う先生に?」
「そうですね」
「前のトラブルについては、落ち着かれた感じですね」
「はい。精神的に巻き込まれないように、ってL先生が言ってくれたことで、そのようにできたと思います」
「そうですか」
「あと、あの、試験がありましたよね」
「はい」
「それで、直前まで、問題を5割しかできていなかったんで、落ちると思っていたんですね。それで意外にも合格したことで、けっこうショックだったんじゃないかと」
「・・・力が抜けた?」
「そうです。そうです。不合格だった場合には、1ヶ月空けて再受験をする規定があるんですね」
「そうなんですか」
「1ヶ月先まで、勉強する予定だったんで、がくっと来てしまったのも、影響があったと思います」
「あの、遅くなってしまったんですけど、ノートに何か書いていただいていいですか?」
「あぁ、そうですね・・・他の先生みたいに書けなくて、すみません」
「いえ、あの、ソ□□ンをあげるよとか」
「無理です」
「ふゆうは素敵で最高だよ、とか」
「はははは」
「1000万円あげるよ、とか」 ←ちょっとは黙れよ自分・・・。
「あ、そうだ。宝くじを買ったら・・・わけてくださいってことにしよう」
「はははは。宝くじを買って『複数の人間で買ったんで、当選金は山分け』っていう場合は、その場で全員の名義の通帳を作ってわける、というのがいいってきいたことがあるんです(←不確かです)」
「税金の関係で?」
「そうそう。贈与税の関係だとか(←不確かです)。あ、あのね、医事新報ありますよね」
「はい」
「医事新報の最新号に、なんか載ってるみたいですよね?」
「医事新報?」
「えぇ、明日発売のもの」
「はい」
「それの、目次に、そういうの載ってました」
「へぇえ。。。」
「私も、当然ながら、中身は知らないんですけど」
「よく見つけましたね・・・」
「私も、お医者さんだって宝くじ買うこと、あって当然だなあと思ってたんで、目に留まってたんですよ」
ノートを返してくださる。
「あの、私、宝くじかっても黙ってると思います」
「それが一番賢いですね。でも、僕は一応精神科医なんで、顔色なんかは観察してますよ(笑)。見抜きますよ(笑)」
「あ゛あ゛あ゛あ゛。なんか、カッコいいですね!!」
今日はリスミー、ハルシオン、デパスをいただいて、市役所の用事を済ませに行く。今日もありがとうございました。ぺこり。
K先生が「手術から10年経ったね、おめでとう」と言ってくださった。
K先生を紹介してくださったのは、K先生の同級生の先生で、初めから「内リンパ嚢開放術のため」の転院だった。K先生の初診の日に、JRが事故で止まったので、タクシーに乗ったのを憶えている。その日に、すぐに手術日を決めて、入院の予約をしていただいて・・・、という流れだった。私には大学院の都合があったので「今週中に入院」というような形にしてもらうわけにいかず、少し間があった。
最近「入院が決まっていますが、不安です」というメッセージをいただくのだけれど、私は不安になる暇もなく入院してしまったので、私はメッセージをくださる方の気持ちを、わかりきれていないのでは、と申し訳ない気持ちになる。
10年前、メニエール病もつらかったのだけれど、うつ状態や睡眠障害がもっともひどかったのもこの時期だった。
座禅やヨガをやっている人なら「瞑想」の経験がおありだろうと思う。良い瞑想状態を得るために、どれほどの努力が必要か、ということもご存知だろう。私にとってのうつ状態というのは、どれだけ頑張っても瞑想状態を抜け出せないような、空っぽとでも言うべき状態だった。
布団に横になっていると、シーツのシワしか見えないし、自分の心臓の音しか聞こえない。元気があると、そんな状態には耐えられなくて、ごそごそ動き出してしまうのだろう。うつ状態のときというのは、何十分でも、何時間でも、シーツのシワだけを見つめて、過ごせてしまう。決して「意識がない」のとは違って、シワの形状、肌触り、心臓の音もしっかりと意識していて、たまにメニエール病による激しいめまいを感じる。
ただそれだけで、苦痛も快楽も感じない時間が、延々と過ぎていったように思う。
入院するとき、個室か4人部屋かの希望を聞かれたのだけれど、「4人部屋がいい」と思ったのは、自分でも「こんな状態はもう嫌だ」「これ以上の孤独は嫌だ」「誰とも、うまくやれないかもしれないけれど、誰かの存在を感じていたい」という思いが、わずかながら残っていたのだと、思う。
ここからは、他人のプライバシーに関わることなので、ぼかして書くけれど、K先生に話していたことがある。「うまくいかない相手がいる。私の能力が低いから、その人がイライラして、メニエール病のことなども責め立てられるんだと思う」とK先生には話していた。
ところが、その人が見舞いに訪れてくれたのだ。その日は部長回診の日で、見舞いに来てくれたその人を、K先生が不思議そうに見ていたのを憶えている。
K先生にその人が誰であるか話すと、驚かれて「ふゆうちゃんの能力が低くて、イライラしているというのなら、見舞いに来ないよね。僕はふゆうちゃんの言い分しか聞いてないけど、なんか誤解とか、思い込みがあるのかもしれないよ」と言ってくださった。
実際、私の劣等感が強すぎて誤解・思い込みというのがあったのかもしれない、決してその人が私を悪く思っていたわけではなかったのだ、ということが、手術の1年後と2年後に起こった出来事によって、明らかになった。この経験は、今の自分がこのブログの運営をしたり、他の患者さんと接する機会があれば、積極的になれるという姿勢に、つながっている。
入院中に、初めての転換性障害を経験して、「病院から出るのは嫌だ」「誰かと接することはもう嫌だ」とK先生に話していた10年前の自分は、10年たった今の自分を、少しは褒めてくれるだろうか?
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