外科のS先生のところへ。あけおめ、ことよろ。
「先生、顔がうまく動かなくなったんだよぉ」
「……いつもより、舌ったらずな話し方やなぁ。右がおかしい感じするんちゃう?」
「そうなの、しびれてて。叩かれた後みたいになってる。朝起きたときは、寝方が悪かったのかと思いました。先月の30日から、もともと顔にヘルペスがあるから、痛むようになってて、寒いからやなぁって思ってた」
「この病院は、耳鼻科がないねん。できることとして、脳外科の先生に、前のハント症候群のときとは違う角度から診てもらうという方法があるけど、今な、視野が欠けてきたとか、手や足もしびれてきた、ということは……なさそうやな?」
「はい、ないです。それに、前のときは、ご飯とかお茶とかがこぼすっていうのがあったけど、今朝の段階では、ご飯も食べたけど、そこまで不自由じゃなかった。ただ口の中に麻酔みたいなのかけられたみたいにはなってるの」
「耳鼻科の先生とこ、独りで行けるか?」
「うん、前のような顔がなくなった感はないし」
「あぁあ、俺、岸和田の病院に移ってて良かった。前の河内長野の病院やったら、どう動くこともできへんかったやろなぁ(笑)っていうか、俺のとこくる時って、だいたい外科以外のことでなんかなってて、俺なんもしてないな(笑)」
「むくみは、どうなったの?」
「P先生がラシックスくれて、耳鼻科の先生がイソバイドくれて。それで、むくみがひどい時に、物音ががーんて響いて聴こえたことがあって、それは放置するのは良くない事やから、イソバイドをしっかり飲んでてって、耳鼻科の先生に言われた」
「ラシックスはどうなったん?」
「この前みたいに、激烈にむくんだようなときはラシックスで、イソバイドとは同時に飲まないようにはしながら、うまく使い分けてって」
「あ!」
「はい」
「忘れとったけどな、本、ありがとうな」
「あぁ、恥ずかしいぃ」
「だんだん、しっかりしてくるな。分厚くなってな」
「校正に思ったより時間が、かかってしまって、かなりかかったので、もっと頑張らなくちゃ」
「でや、お薬やけど、次の予約、どうしよう?」
「うーん? ん? 予約入れたくないとか?」
「そうじゃないけど、顔の問題が解決してからのほうがいいのか……」
「え、でも、そんなたいそうな病気じゃなさそうだから」
「じゃあ、1.5カ月後に入れるな」
「わーい」
「T先生のことは聞きましたか?」
「うん。この前な、M先生から電話があってな」
「愛してるよって?」
「いや、山に登ろうって。それで2月に登ることにした」
「T先生との飲み会は?」
「Tさんも一緒に山に登ったら、いっぺんに解決するで(笑)」
「T先生が、山に(笑)、登るかな?」
「はははははは(笑)」
ガスター、サイトテックをいただいて耳鼻科へ行くことに。ありがとうございました、ぺこり。
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