婦人科のT先生のところへ行った。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
「大変やったみたいやな。基礎体温表はつけられた?」
「はい、おかげさまで」
「わりと、普通にしゃべれてるやん」
「はい。あ、写真あります」
見せる。
「ホンマや。見事にゆがんでる」
「ありがとうございます(笑)」
「発病がいつ?」
「16日。あの」
「ん?」
「その日って、循環器のP先生のところへ来たんですよ」
「うん」
「そのとき、全くの普通に話してて」
「うん」
「その夜には、動かへんようになってて」
「えっと、P先生って、今後のことはどう言ってるの?」
「あの、テノーミンを続けましょうって」
「そっか。わかりました」
「で、基礎体温表を見ると……妊娠(笑)?」
「みたいでしょ(笑)?」
「なんで、こうなるの? あ、あのステロイドを飲んだのは、いつからいつまで?」
「24日から3日まで」
「でも、高温期に入ったときには、まだバルトレックスしか飲んでないな?」
「はい」
「まぁ、よくわかりません(笑)」
「わかりません(笑)」
「で、S先生のところは、週明けやな?」
「はい」
「いい方法が見つかるといいな」
「ありがとうございます」
「S先生と会えるの、楽しみやろ?」
「もちろんですっ! M先生とも会いたいけど」
「ホンマやな」
「伝言をノートに書いてください」
「うん、書くわ」
T先生はしばらく書いている。
開けている写真を、看護師さんが見に来る。
「これ、めっちゃキレイ。どうしたん?」
「あの、ハント症候群で」
「あぁ、ホンマや。でも、すごいキレイよ?」
「ありがとうございます」
「今日だって、この後、どこか行くんでしょ?」
「は? 今日?」
「だって、スゴイ可愛い服やし、髪の毛もちょっと凝ってるやん?」
「あ、いや、あの……」
「いいやないの、キレイやわぁあ、デート?」
「あ、あの、ちが……」
「可愛いなっていくねぇ」
あぁああああうぅうあああああ。。。。。。
「ほい、書けた。S先生に見せてな」
「はい、しっかり渡しておきます」
「S先生はな、ホンマにえぇ先生やな」
「はい!」
「僕かて、ホンマに会いたいねんで」
「うん。ほんとにしっかり、伝えときます」
「次回なぁ」
「はい」
「あ、P先生の予約と同じ日か。でもごめん、僕の枠が午後しかないねん」
「それは、大丈夫。パソコン持ってきて、仕事しときます」
今日はボルタレンSR、ロペミンをいただいて帰宅する。ありがとうございました。ぺこり。
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