精神科のN先生のところへ行った。今日はとても混んでいた。
看護師さんがデイケアの部屋から出てきた。
「おはよう!」
「おはよう~!」
看護師さんは、お母さんみたいなあったかい感じがして好き。昔、点滴をしているとき、よく話してくれたことを思い出す。
やがて、N先生に呼ばれる。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
「今日、手紙を書くことができませんでした」
「そうですか。いいんですよ」
「まず、顔はどうなりました?」
「おかげさまで、良くなりました」
写真を見せる。
「脳のMRIは、どうだったんですか?」
「問題ないそうです」
「それはよかったです」
「今日、あの、睡眠薬を増やしてほしくて」
「いいですよ」
「いいんですか(笑)?」
「困ってるんでしたら、いいですよ(笑)」
「困っています」
「睡眠はどういう状況ですか?」
「2,3時間で目が覚めてしまいます」
「2,3時間か。一度は眠れていますか?」
「はい。寝つきは良いです」
「それだったら、増やしても意味がないかもしれない」
「そうですか?」
「リスミーは、知ってると思いますが作用時間が短いです」
「はい」
「増やすよりも、作用時間の長いものにかえましょうか」
「かえる……」
「ふゆうさんは、ロヒプノールを飲んでいたことがありましたね」
「はい」
「無難なのはロヒプノールだと思いますね。気になるのは『昼間に眠くなるから』ということで、ロヒプノールからリスミーにかえた、っていう流れなんですよね」
「そうでしたね」
「今は、作用時間の長いロヒプノールを飲んだほうが、良く眠れると思います。おそらく4,5時間は作用してくれるでしょう」
「はい」
「今でも、いったんは眠れているということなんで、量を多くしてもあまり意味はないでしょう。翌朝がしんどいようであれば、またリスミーに戻せますから、飲んでみてくださいね」
「ありがとうございます」
「他に欲しい薬は?」
「ドバイのお金持ちみたいな人」
「……どうするんですか?」
「お金に困ったときに……」
「具体的にどのくらい欲しいですか?」
「3カ月後までに5億円、かな?」
「宝くじを買ったほうがよくないですか?」
「宝くじだと当たり外れがあるけど、ドバイのお金持ちだったら確実だし」
「まぁ、私はドバイに知り合いがいないんで、頑張ってくださいね」
「ありがとうございます」
今日はロヒプノール、ハルシオン、デパスをいただいて帰宅する。
午後は婦人科へ行く。
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