婦人科のT先生のところへいった。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。排卵はどうやった?」
「あった」
「そうじゃなくて、痛みは?」
「あ(笑)」
「そんなに強くなかったか?」
「実は強かった」
「がくっ!」
「が、がく?」
基礎体温表を渡す。
「排卵の日が読み取りづらいな」
「そうですね」
「しかも、月経もこれ、ややこしいな?」
「まぁ、そうですね」
「で……体重も減ってる?」
「47キロ前後で、推移してる感じです」
「それは、今はPさんが診てくれてるんかな?」
「はい。10月になったら血液検査です!」
「それなら、今のところはP先生にお任せできるな」
「P先生は元気ですか?」
「うん。元気に怒ってるよ」
「誰に?」
「誰というより……(説明)。ハードの面でもソフトの面でも、P先生がもっと実力を発揮できる場所やったらいいのにと思う」
「P先生のこと愛してる?」
「別にしてないから(笑)」
「今の流れで『うん』って言ってくれると思ったのに!」
「はははは」
「次回やけど」
「はい」
「ん? 16日って何? あ、P先生か」
「はい、あ!」
「ん?」
「18日が修了審査なんです」
「ほぉ」
「で、あの、将来も含めて使えるウェットスーツを作りたいけど、今の体型では作れないので」
「……なんで?」
「だって、どうせ元に戻るのが分かってるから、着られなくなるし」
「……まぁ、(次の言葉を)続けて」
「で、大きいのを作ると、皮膚とスーツの間に水がいっぱい入るので、保温効果がなくて意味がなくなります」
「とりあえず、元に戻るという前提なんや?」
「はい。原因が分かるかもしれないし、元に戻るかと思っています」
「……そこは、P先生の検査次第やけど」
「あ!」
「ん?」
「誕生日おめでとうって書いて!」
「あぁ、そんな時期か。次回は……、あぁ、過ぎてしまうな。23日やから、P先生の日とずれるけど、いい?」
「はい、私は大丈夫です」
ノートを渡す。
「P先生には、な」
「はい」
「これからますます、教えて欲しいこととか出てくると思うねん」
「はい」
「それを、悩みすぎずに、呼吸するのと同じように、自然に、気軽に言えるようにしていかんといけない」
「はい」
「『考えてから言わないと、言えない』っていうんやったら、これまでの色々な流れは何のためにあったん、ってことになるから」
「はい」
「だから、まずウェットスーツの話でもいいから、ぽんと言えるようになったほうがいい」
「あの、P先生と色々な話を始めたとき、他のことで自分の価値を低く見てしまうようなことがあった分だけ、P先生という話ができる人が現れて、喜んでしまってるんじゃないかっていう、自分に対する不安があって」
「うん、それは事情として分かるけど。初めはそうやったとしても、今から不安にならんでいいやん」
「はい」
「ノート、書けた! S先生とP先生にも見せてな」
「はい! え? これどういう意味(笑)?」
「いや、人生相談では役に立てんことも多いからな」
「そんな、いつも、ありがたいです」
「飲み会、やりたいなぁ」
「S先生が『都合のいい日とかを連絡してくれたら、M先生に段取りしてもらう』って」
「S先生に『そろそろ動きましょうか』って伝えといて(笑)」
今日はカバサール、ボルタレンSRをいただいて帰宅する。ありがとうございました。
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