闘病記を書きたいという方、ブログを作りたいという方から、「長く更新を続けられるコツは?」というご質問をいただくことがあります。
まず、コツとはちょっと違いますが、私には寂しがり屋なところがある、というのが大きな理由です。「人の役に立ちたい」という気持ちは確かにあるのですが、その根底には「私のほうを向いて欲しい。『あなたは誰かのために役立っているよ』と言って欲しい」という気持ちがあります。自信のなさの表れでもあるでしょう。
さて、本題の「更新を続けられるコツ」ですが「100か0か」「白か黒か」という考えを捨てることが大事だと思います。
メニエール病の方の中に「几帳面、真面目」といった性格をお持ちの方がいます。その性格は、良い方向に発揮できれば、素晴らしい特質となります。
ただ、「1日でも更新を休むと、『もうダメだ』と思い込む」「1日休んだ自分を責めてしまう」ようになると、続かなくなります。常に100点満点の更新を続けられなくてもいいのです。99点や98点だったとしても、仮に2点や1点だったとしても、それで良いのです。
どうしても気になる方のために、裏技を一つご紹介します。
更新する元気がない・書くことが思いつかない日は「今日は書くことがない」の一言を、ブログに書き込んでください。
「そんなことに意味があるのか?」と思いましたよね? 1年後、2年後になって、その意味に気づくことでしょう。
ということで、長く更新を続けるためのコツは「100点満点の更新を続けることにこだわらないこと」「寂しがり屋の部分を活かすこと」だといえるでしょう。
ちなみに、このブログには「Y先生」が登場します。私が2004年10月から2010年3月まで診察していただいた先生です。Y先生は「実力医の履歴書 外科系?」という本に登場されています。
実力医の履歴書―脳神経外科の病気 頭頸部・口腔の癌 甲状腺癌 外科系3の画像 実力医の履歴書―脳神経外科の病気 頭頸部・口腔の癌 甲状腺癌 外科系3
「手術に際し心がけている点」のところで、Y先生は「100点を取りに行かないこと」と答えられていた、と記憶しています。その本が手元にないので、細かい言い回しが違っているかもしれません、ごめんなさい。
実力医でも「100点は取りに行かない」ってことですから、私たち凡人が100点を取り続けることなど、到底無理ということがわかりますね。
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