かつて、ある人の誕生日に「おめでとう」メールを送ったら
「最近、誕生日は気にしなくなりました。昨日までと同じように頑張るだけです」
と返事があった。
実はこの方に、事前にプレゼントを贈っていて、喜んでもらえたと感じたのだけど、ご迷惑だったのかもしれないと心配になった。
翌年は少し慎重になり、プレゼントは希望を聞いた上で選んだ。
それから毎年、そのプレゼントを贈るのが習慣になっていたのだけど、今年はまたその人の言葉に不安を覚えた。
冷静に考えれば、冗談のつもりだったんだろうとも思える。
でも、「かつて不安を覚えた」という事実が冷静さを奪う。
もし、気に入らないプレゼントを贈られても、祝福を素直に受け入れられない事情があったとしても、私のほうから「気に入らない、嬉しくない」とは言わないようにしようと思う。
その人には世話になったのは本当だし、感謝しているはずなのに、時々哀しくなるような、胸を抉られるようなことがあって、そんな風に感じる自分をダメだなと思う。
この思いを、来年に持ち越さないですみますように。
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