行かなければ。

( ..)φ

「このまま、遠くへ行ってしまえば、もう人の手を煩わせることはない」

その思いが、強くなってきたとき、
「第三者の視点」
に無理やり切り替える。

そして、嵐に翻弄される自分を、少し離れて観察するのだ。

同じ場所へたどりつくのならば

自分の意志でどうにかできることと、できないことがある。

「できないこと」に直面したとき、「今、神（あるいは何か大いなる存在）は私を川の流れにのせて、神が決めた目的地へ送り届けようとしているのだ」と信じよう。

流れの中で、
「いやだ、いやだ」
と抵抗すると、時に足をとられ、川底にぶつかり、傷だらけになってしまう。

体の力を抜いて、流れに身を任せることができれば、水面を気持ちよく漂っていける。

どうせ、同じ場所へたどりつくのならば、快適にたどりつけるほうが良い。

杖

杖を使うと、楽に歩ける。こけないし。

でも、杖を使わず、きちんと歩けるようになったほうが、いいのかな？

もしかしたら、楽になれるかもしれない。

「休みたい」という気持ちと一緒に、「休んだら責められる」という気持ちがわいてくる。
なぜこういう気持ちになるのか、ちゃんとその理由もわかっている。

「誰も責めたりしない」
「しんどいときは、そう言っていい」
「（いつもの冗談ではなく、本当に必要なときは）お薬を飲んだり、病院に行ったりしてもいい」
「何も、不吉なことなんか起こらない」

頭ではわかるんだけど、気持ち・感情というのは自動的にわいてくるものだから、どうしようもない。

ただ「自分にはこういう傾向があり、その理由はこうである」ということを、自分に言い聞かせること。
心が傷ついているのに放置された期間、あるいはそれ以上の長い時間をかけて、自分の心に言い聞かせ続けたときには、もしかしたら、楽になれるかもしれない。