治りたいと思う。

自分のために、絶対に治りたい・健康になりたいとは、思ったことがなかった。
うまく折り合いをつけて、生きて行けばいいのだから。

でも、自分のためではなく、大切な人のためなら、治りたいと思う。
私のせいでその人の笑顔が、曇ることがないように。

100点満点ではなくても、できるだけ高い得点を得たいと思うのだ。

怖いこと・怖くないこと

今、この身体がなくなると言われても、怖くない。
怖いのは、大切な人の心から、私の存在が消えてしまうこと。

生きていながら、忘れられるとしたら哀しくてたまらない。
大切な人の心のなかで生きられるのなら、身体がなくなってもかまわない。

でも、「もっといっぱい、話を聞かせてほしかった」「一緒にお茶でも飲みたかった」とか。
そして個人的には「もっとカラオケで歌っておけばよかった」「チャイナドレスとか一度でも着てみたかったな」とか、そういうことを思うんだろうけれど。

私に勇気があれば

大切な人に「あなたが幸せだと思うのはどんなときですか？」って聞いてみたい。

それが私のできることだったら、嬉しい。
できないことだったら、哀しい。
できるようになりたい。

だから、私に勇気があればと思う。
「あなたの幸せなときは？」と聞いて、それがどんな答えでも受け止められる勇気が。

「信じてる」って今さら言うと、なんだかおかしくなってしまうくらい。

つらいとき、その人には「つらいんだよー」って話してた。何も考えずに。飾ることのない、素の自分を見せてた。

他の人には「こんなこと言ったらダメだ」って考えてることに気付いたとき、同時に「その人をいかに信頼しきってたか」にも、改めて気づいた。

甘え過ぎてはいけないと思う。

でも、信じてるんだよ。
「信じてる」って今さら言うと、なんだかおかしくなってしまうくらい。

これからもずっと

私はこれからも、「得られない」とわかっているものをずっと、追い続けていくつもりだろうか？

答えは、もう出ている。
私にとって大事なことは、「追い続ける」こと。
「得られない」ことの痛みは、私にとって大したことではないのだ。