精神科のL先生のところへ行った。
待合にP2さん、P7配偶者さんがいて「ふゆうちゃん、こっち座りぃ」と呼んで下さった。いつもながら、他の患者さんのパワーには圧倒され、私の存在など地下に埋もれてしまうのでは・・・と思う。
埋もれている途中で、L先生が呼んで下さる。
「おはようございます」
「おはようございます・・・(まだ埋もれ中)」
手紙を渡す。
内容は「睡眠の状態」「食欲の状態」など。
「仕事と、約束のあるとき以外は、眠ってしまうのは、これは薬を飲んで眠るというのではなく?」
「そうですね、ぼーっとして、布団にごろごろして、何もする力が出ないような。ただ、しっかり眠ってるというよりは、空白になってる感じです」
「そうですか」
「食事はどうですか? 夕食が特にしんどいですか?」
「そうですね、朝、昼は、仕事に差し支えないように、意識して摂るんですけれど」
「夕食は胸が詰まったようになるんですか?」
「はい」
「ただ、あの」
「はい」
「筋肉量が減ってしまうから」
「あぁ、アスリートですね」
「はははは。あの左脚が細くなってるのが、わかります」
「左脚、ですか?」
「私は、右の耳の平衡機能が障害されているので、放っておくと体のバランスが悪いんです。それに、以前、3ヵ月ほど蜂窩織炎を繰り返したことがあって、足を引きずって歩いてて、そのときに骨盤が歪んだというのは、自覚してます」
「あぁあ。僕もね。脚の手術の経験があるんですよ」
「医学生のとき、でしたよね?」
「そうです、そうです。日常生活とかには支障ないけど、階段を上ったりするときは、弱いほうの脚に力を入れるときは、ふらつきますね」
「そうですよね。私も傾斜のある道路(水はけのため)とか、つまづくようになりました」
「あぁ、同じなんだなぁ。なんか安心しました」
「そうですか? よかった・・・のかなぁ?」
■耳のブログ(09年09月19日)より
マイ歩行訓練・・・今の私にも、赤ちゃんと同じような気持ちが、必要なんだろう。
http://www.mypress.jp/v2_writers/fuyuu_no_mimi/story/?story_id=1861074「さて、お薬ですが」
「あの、お薬として ☆☆☆とかはもらえないんですか?」
「お薬で☆☆☆、お薬で☆☆☆、それは僕が欲しいです」
「あぁあ!!それは、言って い い ん で す か(笑)? 爆弾発言ですね!! 」
「はははは。まぁ、今のは冗談ですけどね」
「で、くれないんですか?」
「手に入れたら、お渡しするより、僕が欲しいので」
「デパスですが従来どおりでいけますか?」
「あ、あの、デパス、1シートなぜか出てきたんですよ。不注意ですみません」
「10錠、あるってことですか?」
「はい、そうなんです」
「著しく古いとかは?」
「デパス、どんなに古くても、1シート貰ったのは、2ヶ月か3ヵ月以内になりますんで」
「それだったら、今回はデパスなしにしましょう」
「はい」
「食欲や睡眠のことは、時間が必要かもしれませんが、大丈夫ですからね」
「はい、ありがとうございます」
今日はリスミー、ハルシオンをいただくことになる。
薬局へ行くと、P4さんがいたので「おはようございます」と言って隣に座る。
「P4さん、元気でした?」
「なんとか、生きてるわ」
「P4さんが元気やったら、私も嬉しいよ」
「ワシは、心配性やからなぁ。あれこれ考えてまうねん」
「慎重なほうが、えぇやん。みんながみんな、無鉄砲やったら、交通事故とかだって増えまくるしさ。慎重な人がいてて、ちょうどえぇんやん」
「ははははは(笑)。ほんまやぁ。そうかもしれへんなぁ」
P2さんがやってきて、P4さんも含めてしばらく雑談。また2週間後に会おうね、と約束してお別れした。
昔、精神科へ通い始めたばかりのとき、P4さんが缶コーヒーをくれたことがある。まだ、私の治療が軌道に乗るかどうかを、観察してる段階だったので、緊張して不安な気持ちを、あったかいコーヒーが癒してくれたことを、今も鮮明におぼえている。
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