N先生のところへ行った。今日はとても空いていた。
「おはようございます」
「はい、おはようございます」
検査の結果と手紙を渡す。
「前回に引き続いて、痛みと吐き気、冷や汗など……。これは、起こりやすい時間とかはありますか?」
「時間帯という意味ではあまり関係ないけど、昼間はやることがあるので、精神的に楽な感じです。夜は、痛くて目が覚めても『起き上がって痛み止めを飲もう』って判断が、すぐにできないから、近くに薬を置いておかないといけなくなって」
「そうですか」
「あの、睡眠薬を増やしてもらえば、眠れる可能性がありますか?」
「ありますよ」
「あの、たとえばロヒプノールに変えるのはちょっと、自分でも不安なんですけど、たとえばリスミーとかハルシオンを倍量とかは可能ですか?」
「そうですね。そうしたら眠れる可能性はあります。ただ……、たとえばリスミーの2mgを1錠出す方法ではなくて、1mgを2錠飲めるように出しましょう」
「ありがとうございます」
「ただ、保険の関係もあって、この出し方は長く続けられないんですよ」
「はい」
「今は、調整が必要だということにしておきますので、もし1錠で眠れるようなら自由に戻してください。2mgが必要なら次から処方を考えますのでね」
「ありがとうございます」
「さて、循環器のほうは……とりあえず、良かったですね。でもこれ、脈拍数が100というのは、どういう状況で計ったんですか?」
「病院についてから診察を待つ間に計ることになっています」
「……お薬は、何を使ってましたか?」
「あ、え、あ……すみません、度忘れしました」
お薬手帳で確かめる。
「テノーミンです」
「あぁあ、そうですか。これ以上、下がるのは難しいのかな?」
「でも、S先生ところで看護師さんが計ってくれたとき、69とかだったんです」
「そうですか。落ち着くといいですね」
今日もありがとうございました。
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