結論から言うと、あまりにもすばらしかったので、もう一回見たいと思うほどだ。
8:30から上映に間に合わせるために、急いで映画館へ。スクリーンが見やすい、真ん中あたりの席を確保していただくことができた。
コーヒーを買って、スクリーンの前まで行く。客が5人(うち3人は家族連れ)だったので、ちょっとどきどきし始める。
「ウルトラマンゼロ 超決戦!べリアル銀河帝国」本編が開始となる。
「光の国」のシーンでは、少々CGの質が不安になった場面がある。具体的に思い出せないだけれど。。。
かつて「大決戦!超ウルトラ8兄弟」という映画があったのだが、あれの二の舞だけは、勘弁して欲しいなぁと思った感じだ。
ミラーナイトが登場したときに、その不安は吹っ飛ぶ。ミラーナイトが作る楯が、とても美しい。この美しさは全編を通して続いていくように思う。戦闘シーンまでも、光がちりばめられていて、美しく仕上がっている。
「ゼロ」
「おやじ」
という会話は、これからの映画でも、ぜひ続けて欲しい。
全編を通して「もう助けの手は来ない。さぁどうする?」という不安感がわいてきて、その不安が極限に達したころに、意外な方向から助けがやってくる、という急展開。
以前は、助けがくるにしても、あまりにも唐突で「(初代)ウルトラマンの最終回で、ゾフィーが助けに来た。しかし、なんで?」というような説明の足りなさが感じられた。今回は、物語の初めから終わりまでが、ずっと関連付けられていて「助けたくなる理由はわかる」という感じがした。
唯一、わからなかったのは、ウルトラマンノアの降臨。もちろん「うぉお、ノアだぁ!!」と興奮したんだけれど「なんで・・・?」という疑問はある。。。
気を取り直して。
グレンファイヤーが艦隊を救おうとした時や、エメラナ姫が「私も戦います」と飛び出して言った時には、「自滅」「犠牲」という流れにしか見えないのだけれど、あとからどんでん返しが待っている。ジャンバードが「エメラナ姫が死んだとは、一言も言っていない」と言うのだけれど、あの流れだと犠牲になって自滅したようにしか見えないだろーと、うなった。。。
宇宙船ジャンバードにも、意外な仕掛けが隠されている。ジャンバードの仕掛けが明かされるあたりから、ウルトラマンの要素だけではなく、戦艦モノ、戦隊モノ、ロボット映画、その他の要素を一気に詰め込んだような、すごい展開になっていく。
今ちょうど、宇宙戦艦ヤマトの実写版が公開されているけれど、宇宙戦艦ヤマトのようなものが、何百台といる中で、個性的な戦士たちが戦っている感じ。こんな話をよく考えたなぁと思う。
それと、なんといっても、エメラナ姫の雰囲気がすばらしい。パンフレットによると1995年生まれの女優さんだとか。なんともいえない良い雰囲気なので、今後は大活躍しそうだ。
結論として、あまりにもすばらしかったので、もう一回見たい。
「ゼロ」
「おやじ」
も、今後ずっと聞きたいと思う。
昨年の今頃「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」を観た。
http://www.mypress.jp/v2_writers/fuyuu/story/?story_id=1880504私はこのとき「べリアルに感情移入できる」ということを書いている。私自身が「自分への憎しみ」にとらわれていて、私自身がべリアルのようになっていたかもしれない、と思うからだろう。
今、べリアルの気持ちは、やっぱりわかる。ただ、そのような生き方は「しんどいだろうな」と思うし、べリアル自身のためにも、どうか楽になってほしい。
次の映画の公開が既に決定しているようだけれど、製作費の都合とかはまぁ、あるだろうが、できればべリアルは休ませてやってほしい。。。
【追記】
ウルトラマンゼロがミラーナイトと戦い「俺の光でお前を浄化してやる!!」というシーン。
私の思考が穢れているのかもしれないが、「これは、大人が見ていいものではない・・・」と思った。子どもにはわかりやすいのだけれど、大人はどきどきする。
後日パンフレットを見ていて、このシーンがわざわざ強調されているのを発見した。うわぁあああ。。。。いいのか???
まぁ、人間もウルトラマンも愛し合うことは大事だから。。。
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