洗濯

悲しい時、悔しい時ほど体を動かそうと思い、天気もいいので着物を洗濯した。

ウールだから思い切って洗えるけれど、洗濯機をつかう勇気はない。
干すのにしても、洋服用のハンガーにかけるより、衣紋掛けがあれば安心なのだけれど。



実は、私の身体にもっともよく合うのは、下の緑の着物。
だけど、赤や黄色の柄は若い人向けだと思うから、ちょっとためらう域に達しつつある。



干す場所と洗う労力の問題もあるので、この着物の洗濯は後日。

何かの汚れを落として、キレイになるのを見ていると、心の汚れも落ちていくように思える。
というか、そう思いたい。

涙が幾筋か流れていったけれど、下水管を通って、海へ流れてしまえば、私の涙なんてただの1滴の水でしかないのだ。