「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。
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ロシアの女性デュオt.A.T.u.が、日本に来る前からとても好きだった。ロシア語で歌っているCDを今も持っている。でも、日本での振る舞いが最悪だったので、お騒がせt.A.T.u.とか言われるようになってしまい・・・(以下略)・・・。
一昨年のこと。手話の練習のために、酒井法子の動画を見るようになった。星の金貨のストーリーも、改めて探し出したり、けっこう楽しかったのに、1週間経ったとき、酒井法子が逮捕されてしまって・・・(以下略)・・・。
最近、KARAと少女時代がめっちゃ好きになったのに、ご存知の通りの騒動が起こって・・・(以下略)・・・。本当は、少女時代のほうが見ごたえがあって好きだと思っていたのだけれど、本当のことを言うと、今度は少女時代が騒動に巻き込まれそうで怖いので、胸の奥に仕舞っておくことにしよう。。。
まえがき
先日、「『K先生が10年も付き合ってくださったお礼と記念に、私のできることならします』と言ったら、K先生にとって一番嬉しいことは何ですか?」とお聞きしたら、K先生は次のようにおっしゃいました。
「メニエール病で困っている患者さんをたくさんご紹介いただき、オペさせていただき、全員が完璧に治癒するというストーリーをプレゼントしてください」
皆さんは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」をご存知ですよね?
それをベースに考えたストーリーですが、K先生へのプレゼントになるでしょうか?
【【【名医の糸】】】
あるメニエール病患者が、激しいめまい、耳鳴り、難聴などの症状に苦しんでいました。
そんなとき、メニエール病外科的治療法の名医につながる糸が、患者のもとにもたらされます。
患者は、めまいに振り回される毎日から抜け出せるのならと、糸を手繰り始めます。
糸を手繰りながら、ふと振り返ると、他にもたくさんの人が、助けて欲しいと糸を引っ張っています。
「糸が切れるかもしれない」
不安に思う患者に、名医は言います。
「僕があなたの手術をすることで、あなたが元気になれたら、次は他の苦しんでいる患者さんの助けになってあげてください」
患者は名医のもとで、内リンパ嚢開放術を受けてメニエール病の苦しみから解放されます。
患者は名医に「自分が次の糸になる」ことを約束します。
名医はたくさん手術をして、たくさんの患者さんがメニエール病から解放されます。
あとがき
青空文庫「芥川龍之介 蜘蛛の糸」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/92_14545.html
一度、別のストーリーを考えたのですが、あまりにもつまらなかったので、これは再考したものです。それでも後半部分「オペさせていただき、全員が完璧に治癒する」が実現できていません。
現実に「完璧に治癒する方法」はありませんので、フィクションの中だけでも何とかしたいんですが。
K先生、日夜、あほな妄想を繰り広げる私に、素敵な課題を与えてくださってありがとうございます。
「糸」とは何か?
この物語の「糸」というのは、医師や自分の人脈、書籍やインターネットによる情報、タイミングなどになるでしょうか?
私の場合、公立病院で担当してくださった先生の同級生がK先生、というつながりや、大学院が休暇の期間だったというタイミングなど、糸を手繰り寄せるポイントがいくつか、ありました。
圧倒的に不足していたのは「情報」です。私も公立病院の先生が教えてくれなければ、イソバイドを内服して、たまにメイロンを打ってもらう以外の方法があるなんて、知りませんでした。
私がなるべき「糸」は、「情報の仲介をする役目」ということだったのでしょう。
ただ、情報過多・情報の偏り・情報収集に夢中になり行動を起こせないケースなどにも、残念ながら私は出会ってきています。
私は仕事柄「情報リテラシー」の問題に触れることが多いです。情報リテラシーとは、「情報活用能力」や「情報を使いこなす力」と訳される言葉です。
患者にとっての情報リテラシーについて、もっと勉強し、考えていくことで、皆様にとってのより強い「糸」になりたいと思います。
自室の窓からは、JRの線路がいつも見えます。幼少時より電車の振動を感じてきましたので、今では「各駅停車か、快速か、あるいは特急のいずれが走行しているのか」が、電車の振動を感じるだけで、わかるようになりました。
先日、芦原温泉に行きました。料理は美味しく、温泉は気持ちよく、楽しい旅行でした。その帰りに、芦原温泉駅の留置線に留め置かれている保線車両を見つけました。白い雪に、黄色い車体が映えますね。
JR、私鉄、その他の鉄道が、客車をスムーズに走らせることができるのは、裏方ともいえる保線車両が頑張っているからです。
深夜に目が覚めることがあったなら、どこかから響いてくる「どががががががっっっっ!!!!!! がーんがーんがーん・・・」という、独特の振動に注意を向けてみてください。保線作業が行われているのかもしれません。
保線車両のなかでも、マルチプルタイタンパー(マルタイ)やバラストレギュレーターは、派手な存在です。
マルタイが開発されたことで、それまで人力で行っていたレールの歪みを矯正する作業を機械化することに成功しました。時間も短縮でき、人員も絞り込めるという頼りになる線路のお医者さんです。
また、バラストレギュレーターはマルタイの作業後に、かき乱されたバラストを整える、助手や看護師さんのような存在です。バラストというのは、線路の下に敷き詰められた砂利や石などです。
このような存在に比べれば、はるかに地味ですが、なくてはならないのが、バラスト運搬用トロッコです。トロッコは基本的には自力で走行することはできませんので、モーターのある車両に牽引されることが必要です。
マルタイ作業などが行われていないときには、ただ静かに留置線にとめおかれています。お医者さんや看護師さんを助ける、医療機器のような存在なのかもしれませんね。
この耳のホームページ・ブログや、美辞ん堂ふゆうという存在は、客車のように華やかなものでは「ないほうが良い」と私は思っています。注目されるとしたら、それは難治性メニエール病の患者がそれだけ増えていることになるからです。
それよりも、数々の保線車両たち、なかでも地味なトロッコのように、「誰も見ていないところでも、自分のやるべきことが、いつでもできるように力を蓄えておいて、そっと困っている誰かを支える存在」でありたいなぁ、と思います。
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