「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。
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自室の窓からは、JRの線路がいつも見えます。幼少時より電車の振動を感じてきましたので、今では「各駅停車か、快速か、あるいは特急のいずれが走行しているのか」が、電車の振動を感じるだけで、わかるようになりました。
先日、芦原温泉に行きました。料理は美味しく、温泉は気持ちよく、楽しい旅行でした。その帰りに、芦原温泉駅の留置線に留め置かれている保線車両を見つけました。白い雪に、黄色い車体が映えますね。
JR、私鉄、その他の鉄道が、客車をスムーズに走らせることができるのは、裏方ともいえる保線車両が頑張っているからです。
深夜に目が覚めることがあったなら、どこかから響いてくる「どががががががっっっっ!!!!!! がーんがーんがーん・・・」という、独特の振動に注意を向けてみてください。保線作業が行われているのかもしれません。
保線車両のなかでも、マルチプルタイタンパー(マルタイ)やバラストレギュレーターは、派手な存在です。
マルタイが開発されたことで、それまで人力で行っていたレールの歪みを矯正する作業を機械化することに成功しました。時間も短縮でき、人員も絞り込めるという頼りになる線路のお医者さんです。
また、バラストレギュレーターはマルタイの作業後に、かき乱されたバラストを整える、助手や看護師さんのような存在です。バラストというのは、線路の下に敷き詰められた砂利や石などです。
このような存在に比べれば、はるかに地味ですが、なくてはならないのが、バラスト運搬用トロッコです。トロッコは基本的には自力で走行することはできませんので、モーターのある車両に牽引されることが必要です。
マルタイ作業などが行われていないときには、ただ静かに留置線にとめおかれています。お医者さんや看護師さんを助ける、医療機器のような存在なのかもしれませんね。
この耳のホームページ・ブログや、美辞ん堂ふゆうという存在は、客車のように華やかなものでは「ないほうが良い」と私は思っています。注目されるとしたら、それは難治性メニエール病の患者がそれだけ増えていることになるからです。
それよりも、数々の保線車両たち、なかでも地味なトロッコのように、「誰も見ていないところでも、自分のやるべきことが、いつでもできるように力を蓄えておいて、そっと困っている誰かを支える存在」でありたいなぁ、と思います。
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