柿柳高長「今日の柿柳(准教授の加齢な世界)」
http://profky.blog73.fc2.com/江草乗「江草乗の言いたい放題」
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/41506/diary.html今のこのお二人の姿勢には共通のものを見つけられる(柿柳先生の姿勢は、一時的なものかもしれないが)。
それは「テキスト庵のランキングで1位になることが、(今は)一番の目的」という点だ。
テキスト庵
http://www.spacehorn.com/text/柿柳先生は一番になるために「オフラインミーティングで、ランキング上位者に『いけないこと』をして、執筆不可能にさせる」という方法を取られた(冗談です)。江草先生はブログ・ホームページ全体で常々「ランキング上位を目指しています」と明言されている。手段は違えども「目的の実現のためには、万難を拝し、突っ走る」という共通点があると思う。
私は先日、T先生という産婦人科のお医者さんに「なんで、ブログの更新を続けているの?」と聞かれた。「同じ文章を書くという行為を、仕事と趣味と、どうわけているの? なんでそんなに続けられるの?」と。
そのとき、瞬時には答えられなかったけれど、このたびの柿柳先生と、江草先生の姿勢を拝見して「私の場合は、仕事の原稿は『売れること』が目的で、趣味の文章は『人の心に残ること』が目的だ」と思った。自営・自由業というのは「人の心に残ることが、売れることにつながる」という面があるので、その2つをわけづらいのは事実だが。
私はこのブログには、決して書かないようなことを、仕事ではがんがんに書いているし(がんがんに書くなんて言い回しは、仕事ではつかわないし)、それが売れるんだったら、私の存在が印象にのこらなくても、「原稿料もらって、ありがとう」で終わるので、気にならない。実際、そうやって書いた原稿のほうが、多く人目に触れていると思う。
逆に、このブログは、誰かの心に残ることが嬉しくて、書いている。
実際にあった「嬉しかったこと」は、お医者さんから「ふゆうさんのブログ・ホームページをチェックして下さい、という引継ぎがあったけど、ブログの見方を教えて」と真面目に言われたときだった。こうして気にかけてくれる人が、1人でも2人でもいるなら、もうそれだけで書き続けられると思ったものだった。
でも、1人に気にかけてもらっても、他に1億人の買わない人がいるんだったら、商売としては失敗だ。
このブログがきっかけで、仕事をさせてもらうようになったので、逆に「趣味と仕事と、どのようにわければいいのか?」を混乱した時期もあったし、明確にわけようとしすぎて、パニックになったこともあった。
何のために書くのかという目的を、「自分を追い詰めすぎない程度」にわけられたときに、私はとても楽になった。
柿柳先生は「1位になる」という目的をはっきりと持たれた。そのことを本当に、お喜びしたい気持ちだ。
柿柳先生が万難を排して1位を目指された(目指されている)過程は、感動を覚えるようなすごさがあり、その物語が、いよいよクライマックスを迎えそうなことが、哀しくもある。
私のような若輩者が、このようなことを申し上げて、大変失礼しました。
どうかこれからも、柿柳高長先生、がんばってください。
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