喘息アンド皮膚を診てくださっているH先生のところへ行った。
「こんにちは」
「こんにちは」
「この間は、カレンダーありがとう」
「いえ、せっかくのお誕生日に、あのようなものしかなくて、すみません」
「調子はどうですか?」
「だいたい良かったです。アレジオンが切れました」
「そうですね、そろそろ切れますね」
「で、背中の塗っていた薬・・・えっと、あぁ薬剤名が出てこない・・・」
「リンデロン」
「はいそう、それそれそれ!! 背中、診ていただいたほうが良いですよね」
「うん・・・、あぁ、もう色素沈着が残っている程度で、リンデロンが必要かというと微妙ですね」
「そうですか」
「痒いとか、痛いとかある?」
「風呂上りとかの、限られた時しかないです」
「じゃあ、毎日、定時に塗る必要はもうないから、痒いときに、塗ってくれれば良いよ」
「聞きたかってんけど、耳ってどうなってるの?」
「へ?」
「病院は、どこやったっけ?」
「Xっていう病院です。耳は自覚的には良くなってるように思います」
「・・・」
私が「良くなってると思う」というと、
ほとんどのお医者さんが鼻で笑うのはなぜだろう?
「あ、あの、せっかくなので耳鼻科の先生に何か書いてください」
「うん、いいけど」
「私(=H先生)もね、テレビとか見てて、高い声で早口でしゃべられると、わからんときあんねん」
「そうなんですか? 私は低い音のほうが無理です。メニエール病は低音が先にやられるんですよ」
「そっか。じゃあ私のは加齢によるものかなぁ?」
「いえ、まだそんな・・・」
「音は聞こえるねんけど、何を話しているのか、内容がわからんってとき、あるよなぁ」
「あるあるある!!!」
「何、書こうかな」
「ふゆうは素敵で最高だから、愛してください」
「・・・」
「・・・」
「(精神科の)L先生、うまいね!!」
今日は、アレジオン、リンデロンをいただいて帰宅する。ありがとうございました。ぺこり。
ほとんどのお医者さんが鼻で笑う件について。
理由は十分わかってる。逆オオカミ少年状態とでもいうべき現象なのだろう。
ただ、人間には「慣れ」というものがあるから、楽にすごせる・すごせてしまうことも実際ある。
そして「本当はつらいのに、明るく振舞っているのでは、決してない。本当にしんどいときは、正直に言う」っていうことは、時間をかけてわかっていただくしかない。
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