部長回診の後、Z先生が改めて来てくださった。外来もあって、忙しかったと思うのに。
「退院できそうやな? いつにする?」
「いつ……、Z先生はいつがいいですか?」
「僕はいつでも(笑)、今日は無理やけど、明日でも、明後日でも」
「じゃあ、明日に」
「わかりました」
「その後って、外来とか……」
「1回は、僕の外来に来てほしいねん。傷の具合を診たいから。そのあとは、S先生にお願いしようかなと思ってる」
「それは、寂しいです」
「え(驚愕)!? なんで?」
「だって、Z先生、ステキやなって……」
「ふふふふふ(笑)」
「ふふふふふ(笑)」
この後、Z先生にお礼の手紙を書いた。
手術室でZ先生を見つけた時の安心感。海の日の夕方に会えた時の嬉しさ。Z先生の笑い方がとっても気持ちよかったこと。
書きたいことが溢れてきて、止まらなくなったけれど、忙しいZ先生の時間を、手紙を読むために割いてもらうのが申し訳ない気がして、なんとか手紙を終わらせた。
そして、主治医の先生と身内以外で、私の入院・手術予定を知っていた2人の方に、
「退院できることになりました」
とメールで連絡をしたら、とっても喜んでくださった。
私は
(o^^o)
の顔文字が、ものすごく好きになった。
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