昨日、婦人科のT先生のところへ行った。病院まで、電車とバスで行くのだけれど、なぜかすごく疲れて、背中に石でも背負わされているように、体が重たくなってしまった。
T先生は、けっこう早くに呼んでくださった。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
「先生、体が重くて、しんどくて」
「ん? どうした?」
「血圧下がってんのかな? 冷や汗がいっぱい出てくる」
「なんか、思い当たることある?」
「なんか……」
「廊下、血圧計あるやろ? 一回計っておいで。待ってるから」
「え、あの、計ってくるんで、他の患者さん、診て下さい。すみません」
「何回か、計ってみたらえぇよ」
血圧を測ると、129と87だった。そして120という頻脈に。
「動悸がするんじゃない?」
「え? 自分では……動悸はしないです」
「2回とも、血圧はそんな下がってないけど、頻脈にはなってる。なんでやろ?」
「……」
「明日から休みやから」
「はい」
「できるだけ無理せんといて。それでだるさが改善せんかったら、内科の先生……かかりつけの先生いてはったな?」
「はい」
「いつもは、何を診てもらってたっけ?」
「喘息と貧血と皮膚炎」
「あ、そか。変やなと思ったら、その先生に診てもらった方がいいな」
「ありがとうございます」
「で、基礎体温やけど」
「はい」
「排卵は……うーん、難しい!」
「見ようと思えば、二相にも見えますよね」
「うん。ちょうど昨日とか、今日あたりが排卵?」
「あ、そうなんや。もしかしたら、このだるさは、そのせいかもしれませんね」
「そう? いつもそうなん?」
「いつもは、ちょっとぼーっとする程度やけど、その程度がひどくなっただけかもしれません」
「そうか。それやったら、2,3日で軽くなるやろ」
「はい」
「逆に軽くならへんようなら、内科の先生に行ってな?」
「はい」
「M先生とこへ、行ったんですよ」
「あぁ、そうらしいなぁ」
「T先生に会いたい、って言ってはりましたよ」
「年内、いろいろ忙しいからさぁ、年明けがいいな」
「年明け?」
「うん(笑)。M先生かて、年内は大変やろ(笑)」
「そうですよね」
「S先生とM先生という豪傑に囲まれたら、僕どうしたらいいん(笑)?」
「激しいメンバーですね(笑)。でもT先生なら大丈夫ですよ」
「カバサール、要りそう?」
「いえ、今は大丈夫です」
「あ、そうか。それは嬉しいな」
「はい、ありがたいですね」
「ほかに欲しい薬は?」
「体に優しい仕事」
「ハローワーク寄って帰り(笑)」
「ハロワ……」
「ていうか仕事ないの?」
「あるねんけど」
今日はボルタレンSR、ロペミンをいただくことになる。
「そういや、なんか仕事、忙しそうやな」
「おかげさまで(ぺこり)」
「最近、見せてくれへんやん」
「……そういえば、見せてないかも。今度ポートフォリオ、持ってきます」
「M先生とか、S先生にも見せたりや?」
「そうですね、すみません」
ありがとうございました。ぺこり。
[0回]
PR