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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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「今はいいお薬があるからさ」という言葉が、一番の薬だ。

17日午後、婦人科のT先生のところへ行った。

「こんにちは」
「はい、こんにちは」

基礎体温表を出そうとする。

「前に、血液検査したやん?」
「はい」
「まず、CA125は16.5で、CA19-9は6.4です。まぁ『完璧に健康です』とはいえないけど、悪くなってはないですね。子宮内膜症がひどくなっているとか、子宮筋腫がとても心配だということは、ありません」
「ありがとうございます」

「貧血のほうも、ヘモグロビンがしっかりあって、血清鉄も77です」
「おぉ、ヘモグロビンが12を超えてる!!」
「うん、12.9やから、しっかり超えてるな」
「これは、いいですね。12を超えたことが、あんまり無いんです」

「でや」
「はい」
「プロラクチンを、ついでに診たやんか? ふゆうさんのリクエストで(笑)」
「はい(笑)」
「17.84で、これはちょっと高いねん」
「え、それは高いんですか?」
「基準値という数値があるやん? これは、授乳経験のある人・ない人、妊娠経験のある人・ない人をひとまとめにして、基準値が設けられているんで、あまり参考にはならないねん」
「へぇえ・・・」
「ふゆうさんの状況やと『15を超えてる』というのは、高いですね。なんか症状はなかったかなぁ?」
「あの、乳汁が出たり、血が出たりするのは、乳腺症やったら仕方ないと思ってて」
「あぁ・・・そうかぁ・・・。S先生にかかったのは、乳腺のトラブルやったんやな?」
「はい」

「あ、あの、強いて言うならば、去年の4月でしたか、血がけっこうたくさん出たんですよ。初めは、あまりにも鮮血だったんで、皮膚炎だったんだろうと思ったんですよ。授乳パッドの交換がうまくいってなくて、アトピー性皮膚炎がひどくなったと思ってて」
「それは、S先生に言ってる?」
「言ってます。S先生も『乳腺から出る場合は、こういう鮮血にはならないと思う』と初めは言ってはったんです」
「そうですか」
「それで、途中から血の質が変わってきて、その血液で汚してしまった服を、写真に撮ってたんですよ」
「はい」
「それで、後半のほうは『血性の乳汁やなぁ』とS先生がおっしゃてて、悪性のものかどうかの検査をして、心配要らないとなりました」
「なんか、思い出したような気がする。。。」

「じゃあ、そのときに検査をしていたら、プロラクチンはもっと高かったんですか?」
「そうかもしれへんなぁ。ただ、月経が不規則になったとか、排卵が突然止まったとか、どうやったんやろう?」
「そこまで、不順になったことは、ないはずです」

「僕が思うに、プロラクチン値が30を超えるレベルになったら、放置せずに薬は使ったほうが良いと思うねん。そうでなくても、症状があるんやったら、使ったほうがいいと思うねんけど、乳房のほうはS先生の考えもあるからなぁ」
「はい。あの、カバサールとか?」
「うん、そうそう。1週間に1回飲んで・・・って何で知ってんの(笑)?」
「話せば長くなるんで(笑)※注」

T先生が、昔の検査結果を見直しているので、

「もっと高いとき、ありましたよね?」
「うん、50っていうのが1回あるな」
「そのときは、ドグマチール飲んでたんです。プロラクチン値の上がることよりも、抗うつ剤として得られるメリットのほうが大きいからということで、S先生にも話した上で、ドグマチールを続けてたんです」
「このとき、月経は・・・? って、ナサニール使ってたりして、わからんなぁ」
「はい」
「その後は、4.0とかが続いてる」
「はい、ドグマチールを止めたんです」
「それは、なんで? 副作用がきつくなった?」
「というより、抗うつ剤を飲む必要がなくなったから。私の症状では、SNRIのほうが、ドグマチールより効果があるような感じだったのと、抗うつ剤そのものも減らして大丈夫、ということになって」
「あ、なるほど。これからもし、プロラクチン値が高いことで、何か症状が出るようだったら、僕としては、お薬を使って、楽になるのも一つの手やと思う。カバサールもそうやけど、副作用の強すぎないものも出てきてるし、月経への影響も考えたほうが、いいと思うからさ」
「はい」

他にもなんか話す。

「さて、今日は欲しいお薬は、ボルタレンSRと?」
「ブスコパンは欲しい」
「わかった。他は?」
「シアナマイド」
「・・・は? え? なにそれ?」
「・・・酒を飲んだら、悪い酔いする薬」
「なんに使うの?」
「酒を飲み過ぎるのを防ぐ」
「そんなに、飲んでんの(笑)?」
「今、一滴でも飲んだら破滅やと思うんで、飲んでないです(笑)」

「お父さんは、どうなんや?」
「(T先生のところへ行った日から見て)昨日、ERCPをしていただきました。あと1週間くらいで退院できるって」
「そうか。良かったな」

今日は、ボルタレンSR、ブスコパンをいただいて帰宅する。

「S先生に、プロラクチンのことは言っておいてや? なんか症状あったら、僕もある程度は、対処できるから」
「ありがとうございます」

今日もお世話になりました。ぺこり。

「今はいいお薬がある」と言われるだけで、すごく楽になる。実際にそれを使うかどうかは別として、その言葉自体が、一番の薬だと、改めて思う。

----
すみません、書き忘れていました。
「話せば長くなるんで(笑)※注」について。

何年も前に読んだ推理小説短編集で、次のような話があった(これがストーリーの全部ではない)。

主人公が電車に乗っていると、前の座席に乗ったOLらしい人が「上司が幽霊を見ると言うようになった」と話していた。しばらく話を聞いていた主人公は、パーキンソン病治療薬「レボドパ」の副作用で、幽霊(幻視)を見ているのだろうと推測した(主人公の母親がレボドパを飲んでいたので)。このOLは、偶然にも主人公の取引先の社員であり、主人公は幽霊騒動に巻き込まれる。。。

いつだったか、この話をふと思い出して、パーキンソン病の治療の概要を、ほんのすこしだけ調べたところ、レボドパだけではなく、患者さんの状況に合わせて様々な治療法が選択されることを知った。カバサールを知ったのも、そのような理由だった。

難病情報センター>パーキンソン病
 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/089.htm

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