「お世話になったお医者さん、看護師さん、その他の医療スタッフの皆様へ、感謝の手紙を書きたいのですが」というメッセージをいただくことがあります。
私の考えなのですが「『感謝の手紙を書きたい』と思い、行動に移した」ということそのものが、とても大事だと思うのです。文学的な文章、感動的な表現などでなくても、良いんです。
私が、何らかの文例を紹介して、それを丸写ししたものを、お医者さんにお渡しするよりも、あなたが真剣に考えた文章のほうが、よほどお医者さんのお心に、届きますよ。
考えるヒントとして、下記のような点があげられると思います。時候の挨拶などは、どこかの文例集から探していただき、下記のような要素を盛り込んでお手紙を書けば、お医者さん、看護師さん、その他の医療スタッフの方のお心に届くことでしょう。
●何に対する御礼か?
元気で退院できたこと、ご家族がお世話になったこと(死亡退院のケースもあるかもしれませんね)、手術をしてもらったこと、出産できたこと、優しい・温かい言葉をかけてもらったこと・・・など。
●一番、改善したことは何か?
私の場合なら「めまいがしなくなった」こと。人によっては、「病気への心構えができたこと」「今後の生活の仕方がわかったこと(教育入院などであった場合)」などがあるでしょう。
●そのほかに相談に乗っていただいたことは何か?
たとえば、「医療費の支払いに困っていたときに、考えてくださったこと」「退院後の不安に関して、相談に乗ってくださったこと」「病気のことを理解できるように、していただいたこと」など、様々なことがあったでしょう。
●今後の生活について、どういう予定・考えがあるか?
たとえば「会社に戻って働く」「しばらくの自宅静養をする」「外来にはきちんと通いながら、健康状態の維持に努める」などもあるでしょう。
また「健康になったら、やってみたいと思っていたことを、実現する」という夢もあるでしょう。私が聞いたことがあるのは、登山に挑戦する、水泳を習いたい、あるいは「新しい生活を送りながら、将来のことを考えたい」といった方がいました。
これらの答えは、あなた自身の中にありますよね。あなた自身の言葉で書いた手紙は、きっと病院の先生方に届きます。
まずは「お医者さん、看護師さんに、感謝の手紙を書こうと思っている」という気持ちを、大切になさってください。
大丈夫ですからね!!
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