王宮の鏡の前で、めまいを起こし、ぶっ倒れます。
「どうしたのですか?」と気遣ってくれる鏡に、次のように言います。
「私は白雪姫の継母の友人なのですが、継母が毒リンゴを持って白雪姫のもとに行こうとしたのを、止めることができませんでした(嗚咽)」
「『あなたが意地でも白雪姫のところへ行くなら、その前に私が毒リンゴを食べるわっ!!』と言っていれば、継母はどんなひどい事をしようとしているか、気づいたことでしょう。白雪姫は死なずに済んで、継母は犯罪者にならずに済んだのに・・・、私がいけなかったんです(号泣)」
こうして鏡の心を鷲掴みにし、これから生涯にわたって「世界で一番美しいのはあなたです」と言ってもらう権利をゲット!!
・・・お目汚し、失礼いたしました。
【本気にしないで】せっかくのめまいを起こすのだから【冗談です】
http://www.mypress.jp/v2_writers/fuyuu_no_mimi/story/?story_id=1958750
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