循環器の先生のところへ。
「調子はどうや?」
「見て! 心拍数が65しかないよ。うれしー」
「おぉお、えぇやんか」
「で、言わんといけないことは……(ほかの科の説明)」
「それとですね、来週の今日」
「うん」
「東京で講演の仕事をもらってしまって」
「すごいやんか」
「そのために、ごはん食べるどころじゃないんで、痩せても許してください」
「痩せんのは許されへん」
「えぇっ」
「船を起こされへんようになるぞ」
「あ、あ、まぁ……」
聴診の態勢へ。
「この前、レースできたんか?」
「ふぇ! (急に、意外なことを聞かれて変な声を出してしまう)」
「1週目の日。すごい風になるって予報もあって」
「そうなんですよ。最終レースが風速8メートルから10メートルも出てたみたいで、私も沈したら起こされへん状態になって、レスキューしてもらって、ほんとにえらいことで」
「え? いうことは、何レースかはできたん?」
「はい、2レースまではごく、普段の通りできています。それで3レース目の途中から風が上がってきて、雨も降って」
「なーんや。できたんかー(残念そう)」
「まぁ、そういうのもあって、痩せても許しましょう」
「なにしゃべるの?」
以下仕事の説明。
「よし、じゃあ次は7月」
「はい! あの会長さんに、ハイクアウトが全然できていないから、腹筋をするように言われて」
「腹筋だけやったらあかんで。スクワットもしないと」
「あ、はい。1日何回すればいいでしょう?」
「できるだけ」
「(笑) ありがとうございましたm(__)m」
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