昔々、あるお医者さんから
「もしも、様々な病気(特に子宮や乳房)のせいで、恋愛できないとか、恋愛しても深い関係になれない、と思ってしまうなら、一人で抱え込まずに相談して」
と言われたことがあった。
「恋愛なんてしない」
って言ってきた。それは、本当にそのときに、差し迫ってそういう相手がいなかったから、というのもある。
それに、「はじめから『しない』っていっているほうが楽だから」というのもあった。恋愛というのは、病気のことだけじゃなくて、自分のいいところも、悪いところも見せることになるし、なんだか面倒そうだし・・・。
「しない」って決めておくと、楽だった。
今になって、恋愛をするかしないかという以前に、「しない」っていってしまった自分を、すごく反省している。お医者さんは、恋愛を諦めさせようとしたのではなくて「相談します」っていう前向きな答えを、期待してただろうと思う。それを逆に「しないから、いいよ」っていってしまったのは、なんて投げやり、なんて最悪な答えをしてしまったんだろうと、今さらながらに思う。
今、具体的にそういう相手がいる、というのではない。そうじゃないんだけど、すごい働いているお医者さんの姿を見る機会があった。自分にそういってくれた先生も、多分、すごい働いていて、忙しい中で気を配って言ってくれたのだ。それに気づいた。
それなのに、自分はなんて投げやりだったのだろう。
だいぶ反省しなければいけないな、と思った。
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