本日、正午過ぎ、祖母が永眠いたしました。
祖母は、独特の考えがあることや、少し耳が遠くなっていたことなどから、このブログにもしばしば登場し(登場させ)、実は、ファンになったという方も、いらしてくださいました。
今まで、本当にありがとうございました。
祖母は、自分にとって、親のような存在でありました。私がやんちゃをすると、叱りつけながらも「なんとかなる」という気構えももっていたようで、そのためか、私自身も大きく暴走するということなく、なんとかやってこられたように、思います。
祖母は、膀胱癌と転移性肝癌でしたが、亡くなった(とされる)時刻の1時間前まで、ごく普通(とはいっても、体力的にはしんどそうでしたが)の会話が成立しておりました。私との最後の会話となったのは、病院で、長時間付き添いをしている私を気遣い、祖母が「もう、今日はいいから早く帰りなさい」「うん、適当に帰るから、気にせずに寝てていいよ」というものでした。
介護というのは、一生懸命やても、患者本人の記憶以外には残らず、単純に終わってしまうという人が、多いのだと思います。しかし、私にとって喜ぶべきことがあるとするなら、それは、祖母が多くの親戚・友人に、何かあるごとに「ふゆうが来るから、話しておく」「ふゆうが来るから、やってもらう(体位交換、人工肛門の装具交換など)」「ふゆうに憶えてもらう」と、言い残してくれたことです。祖母に直接、大したことができたとは、思いませんが「誰かの記憶に残るのかもしれない」というだけで、これほど救われた気持ちに、なるものなのですね。
祖母のことを、色々と気にかけてくださった皆様、ありがとうございました。心より、御礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました。
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