様々な事情で、50才〜70才くらいの方のお話を聞いたり、お宅に伺ったりする機会が増えている。
でも本当はとても「怖い」ときがある。「私は怖がっている」ということは、ご本人の前ではとても言えないけれど。
非常に残念ながら33才の私より、60代の人、70代の人のほうが、早く天国へ旅立ってしまうことは明らかで、ご病気を抱えておられれば、そのリスクははるかに高くなる。
今はこうしてお話できるけれど、明日『もう会えないんだよ』と言われたら、どうしよう?
お家に行って、応答がなかったらどうしよう?
もしかしたら、ご病気が悪くなって応答できないの? それとも単に留守なんだろうか?
急なご入院などで、連絡が取れないときには、恐怖で真っ白にすらなってしまう。
「だから、今こうして、お話を聞けることを大事にしよう」という思いは、もちろんある。
あるけれども。
「自分は弱いところばかりだな」と、ドアの前で恐怖でいっぱいになるたびに、思う。
デス・エデュケーションや遺族のグリーフケアなどが、注目され始めたばかりだ。今後、もっと充実していけばいいと思う。
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